第2章レッスン7 宣言牌は3種類!
テンパイする前が雀頭の無い1シャンテンだった場合はリーチ宣言牌がアンコやターツの一部の場合もありますが、本書の定義ではフォロー牌に相当します。(それまでダマにしていた、あるいはツモアガらずにフリテンリーチの場合はシュンツ、トイツの一部である場合もあります。)
50ページの河におけるの危険度については戦術本レビュー第284回(鉄押しの条件)にて考察しました。「入り目でなければ当たる」ケースにも見えますが、実際は雀頭のケースもあるので放銃率は約18%程度とみました。やがあるので実際はもう少し低いですがそれでも通常の無スジ19牌よりははっきり危険です。
51ページの河におけるも雀頭のケースはありますが、50ページに比べて更にパターンが絞れるうえに、リャンメントイツのパターンがない分「入り目」のケースが減ります。同様に計算すると放銃率は30%。や、123三色狙いで、234三色狙いでもあるので実際は25%を下回る程度だとは思いますが、通常のスジ19牌と認識して降りているのに切るのは明確なミスになってしまいます。実戦でも結構出てくるパターンなので、麻雀の勉強を始めたばかりの方でもこれだけは覚えておきましょう。
レッスン8 ターツ落としリーチは大ヒント
52ページの河は先切りでない場合も
(は雀頭)と持っていたケースなら当たりますが、単純にと持っているケースと比較すると限定的なので当たりにくいことは言えます。
もしの形を持っているとしても残りの形がリャンメンなら、打とする前の手牌が
これならツモでもリャンメンができるのでは不要牌。意図的な先切りを狙う打ち手だとしても安牌の南を残して打としそうなものなので、先切りを多用してくる打ち手だとしても今回の河ならそれを理由にを止めるということは考えません。
53ページの河ならアンコでなければほぼからの打。
(は雀頭)のような悪形残りであったのなら、テンパイしやすいのは打とはいえツモなら高めイーペーコーのリャンメンテンパイになるので、が薄くない限りはカンチャンを外すのではないでしょうか。
(は雀頭)の形であったとするなら、50%の確率で待ちということになります。いくつか例外があるとはいえよほどの手牌、局面でなければ止めることになりそうです。
赤5切りリーチの14、69の危険度については、『統計学のマージャン戦術』(テーマ25)を御参照下さい。46については4−7、3−6のリャンメンやリャンメン以外の待ちで当たりにくくなるので通常の両無スジ456よりは放銃率が下がりますが、19については通常より上がり、序盤に5が切られた場合の無スジ19の危険度に近いです。
本記事に関するご紹介
「これはどうしても優劣がつかないときだけ使う読み」といった、実戦的な判断まで考慮した内容になっています。
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