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ネマタの戦術本レビュー第485回「新版おしえて!科学する麻雀 著:とつげき東北 編:福地誠 その7」

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第1章 「流れ」は存在しない!

 麻雀は、「抽選」「選択」「結果」の3つの局面を繰り返してゲームが進行します。配牌とツモが「抽選」。打牌や鳴きやリーチやアガリが、「選択」。局が終わった後の点棒の授受が「結果」です。

 どのようなアガリを目指すか(選択)は配牌やツモ(抽選)によって変わるのですから、「選択」は「抽選」の影響を受けます。よい配牌やツモ(抽選)に恵まれた人ほどよい手をアガリやすい(結果)のですから、「結果」は「抽選」の影響を受けます。

 また、よりアガりやすい打牌(選択)をした人ほどアガりやすい(結果)のですから、「結果」は「選択」の影響を受けます。点棒が少ない(結果)人ほど逆転を狙ってより高い手を狙う(選択)ことが多いのですから、「選択」は「結果」の影響を受けます。

 しかし、「抽選」が「選択」や「結果」の影響を受けることはありません。(鳴きでツモ順が変われば「抽選」自体は変わるので、正確には「選択」「結果」による「抽選」の変化を予測したり、自分の都合のよいものに変化させることは不可能と言うべきでしょうか、もし可能だとすればそれは「イカサマ」でありルール違反です。)

 麻雀界には、予測可能な抽選の変化を「流れ」と表現してきた歴史があります。そういった背景があるからこそ、「流れ」は存在しないと主張されているのです。

 ところが、「選択」「結果」に与える影響も「流れ」と表現されます。麻雀より「抽選」の影響が小さい対戦型ゲームではむしろこのような使い方の方が主流でしょう。いつしか麻雀界でもこのような形でも「流れ」という言葉が用いられるようになりました。あらゆる影響を「流れ」という言葉で説明できてしまうがために、「概念のゴミ箱」状態となってしまったのです。

 東大の麻雀サークルで「流れはあると思いますか」という問いに対して半数の人が「はい」と答えたとありますが、前提が説明されていないとすればむしろ妥当な結果ではないでしょうか。麻雀ほど「抽選」の要素が大きくない対戦型ゲームであれば、「流れ」という言葉を特に定義付けをせずに用いてもさほど不都合は起きません。逆に、麻雀以上に抽選の影響が大きいゲーム、ゲームというよりは、運試しやギャンブルと呼ばれることが多い類のものであれば、「流れ」は存在しないという主張に納得する方も多いでしょう。麻雀というゲームの立ち位置が極めて特異だったが故に生じた問題ではないかと個人的には考えております。

 麻雀界の歴史的背景を知っている人には、「流れ」は存在しないという説明でも十分だと思いますが、そうでない人に対しては却って混乱させてしまう話かもしれません。これから麻雀を始める人向けとしては、「流れ」は存在しないと言い切ることではなく、決まった定義の無いものに対する「有る無し」にとらわれないことをお勧めしたいと思います。

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