システム18
アガリやすい待ちでテンパイできればそれだけ失点の可能性も減らせます。「テンパイしたら悪形でも即リーチ」というのは、ダマやテンパイを外してまで手変わりを待った方がよいことは少ないという意味であり、シャンテン数が変わらないのであれば、むしろ単純な受け入れ枚数より、よりアガリやすい形が残るような受け入れを優先して残すようにしましょう。
「イーシャンテンピーク理論」という言葉もありますが、これはイーシャンテン以前と比較して、「イーシャンテン時の受け入れが最も広くなるように打つ」という意味です。テンパイとの比較ならむしろテンパイがピーク。ただし受け入れを狭めて、あるいはシャンテン戻しをしてまで手変わりを待つかどうかは手牌と場況次第と押さえておきましょう。
(2)は基本的に打としますが、121ページの場況なら
を残すところです。打
か打
かは迷いますが、
が待ちになった時に明確にアガリやすいなら、シャンポンの片側が
か
かはそこまでアガリ率に差は出ないとみて、受け入れが増える変化を優先して打
でしょうか。いずれにせよ互いに異なるメリットがあるターツやトイツ落としの選択になった場合は、単に手牌だけではなく、常に場と相談して決めることを心がけましょう。
システム19
序盤であれば安牌を持つことにそれほどこだわる必要はありません。安牌要員として字牌を抱えると、その前に切られた数牌の周辺は通ると読まれるデメリットもあります。
中盤以降は手牌と局面と相談することになりますが、126ページならの安全度が高いのでリャンメン変化程度でも
残し。
なら、悪形残り安手1シャンテン(他家からリーチが入って不要な危険牌を引けば降りることになる)から、メンタンピンドラ1の満貫もみえるリャンメン×2の1シャンテン(リーチに危険牌勝負も十分有り得る)への手変わりがあるので積極的に残します。ひとまず安牌を残そうとすると、強い手変わりを見逃しがちになります。
逆に言えば、中盤以降手変わりしたところで1シャンテンからはリーチに押せない手、あるいは手変わりする前から押せる手(安牌を残していれば押す牌が1枚減らせる)なら、危険になりやすい牌より安牌を残すように打ちます。
オリ本 ~天鳳位が語る麻雀・守備の極意~
本書は第9代天鳳位であるしゅかつ氏が「オリ」について語った一冊です。とはいえ「相手から攻め込まれた瞬間」にどうやってオリるかを解説したものではありません。その前の段階や後の段階の技術(=大局観)を総合的に説明することで、押し引きを点ではなく線で捉えられるようになっています。それと同時に、「こんなケースでは思考停止でベタオリで良い」といった考えなくて良いケース、というのも説明しています(=システム化)。これらの大局観とシステム化の両輪によって本書はより汎用的なオリの技法を説いたものとなり、これまでの麻雀の守備戦術本とは一線を画す、ハイレベルな内容になっています。本書で現代麻雀の最高レベルの「可能な限り失点を防ぐ技術」を体得してください。
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