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ネマタの戦術本レビュー第847回「『論理的思考で勝つ麻雀』著:中嶋隼也 編その13」

ネマタの戦術本レビュー第847回「『論理的思考で勝つ麻雀』著:中嶋隼也 編その13」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
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 ターツを落としてテンパイを外すと浮き牌×2のくっつき1シャンテンになりますが、浮き牌2つのうち1つはターツを落とした後の残りなので、牌姿Aのような手牌ならフリテンでないリャンメンテンパイになる手変わりは3種のみ。カンチャンのまま即リーチした方がはっきりアガリやすいと言えます。

 

 よって、くっつき1シャンテンに戻した方が有利になるためには、良形変化だけでなく高打点への手変わりが必要であることがほとんどです。一方の浮き牌へのくっつきしか手変わりがないのであれば、牌姿B〜Dのように打点差が非常に大きいケースに限られます。浮き牌両方に手変わりがそれなりにある場合でも、良形変化だけで手変わりを待つのは牌姿Eのように序盤かつ4連形×2のように手変わりが特に多いか、牌姿F〜Gのように手変わりがやや少なくなるとはいえ即リーチした時のアガリ率も低い手牌に限られます。大抵は牌姿H以降のように、浮き牌両方に打点変化を含む手変わりが豊富にある場合か、片方しか手変わりがなくても序盤につき二次有効牌込みで手変わりを待てるケースになります。

 

 ただし、元々打点が低い手における1翻アップの価値は大きいので、大半は即リーチ有利とはいえ、テンパイ外しが有利なケースは外した方がはっきり有利になることが多いです。よって、手変わり有利なケースであることを見落としてリーチを打つことは結構な損失になることには注意が必要です。

 

 手変わり有利なケースを見落とさないためには、テンパイ以前から手変わりを意識しておくことが重要です。今回はテンパイからの手変わり判断だったため、手変わり待ちで残す浮き牌が最大でも2種である一方、そのままリーチしてもアガリが十分見込めたことから手変わりを待つケースは少ないという結論になりました。これが1シャンテンであれば、2シャンテンに戻すことで残る浮き牌が3種になり、テンパイを外すことによるアガリ率低下も小さくなるので手変わりを待つケースが増えます。テンパイ以前の段階で手変わりを意識していれば、テンパイ時は手変わりを待たずに即リーチを打った方が明確に有利な牌姿になることも増えます。

 

 よって、即リーチには行きづらいけれども、変化を待つにしても手変わりが少ないようなテンパイ形になることが多いのであれば、テンパイ以前の段階から手変わりを見た方がよいケースを見落としている可能性が高いと言えます。

 

 「テンパイ即リーチが原則」という考え方が一昔前はなかなか受け入れられなかったのは、テンパイ以前の段階でひたすら最速テンパイを目指すように打つよりは、良形、高打点を意識した手組をした方が、多少リーチ判断が消極的であったとしても勝ちやすかったというのが理由として挙げられそうです。テンパイ時の判断とテンパイ以前の手組。両者をうまく噛み合わせるには、アガリそのものや手役そのものではなく、手牌をより評価の高い手にすることを意識した打ち回しが求められます。

 

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著:中嶋隼也(@owadasenmu
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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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