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ネマタの天鳳日記 第242回

ネマタの天鳳日記 第242回

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 前回跳満ツモでダントツになった親が更にリーチで畳み掛けてきました。

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 持ち点に余裕がある時は守り気味に打つとは言いますが、かなり余裕があるトップ目ということは多少振り込んでもまだトップ。一方2着目以下はトップからの直撃に成功したところでトップが遠く、放銃した場合は着順が落ちるリスクがあります。本当に守り気味に打つべきなのは、トップと大きく引き離された2着目です。

 とはいえ不要牌が通ってテンパイに取れる手順が残る可能性もあるので、単騎待ちにしか当たらない3枚見えくらいは切るべきでした。(実戦では手牌のと合わせて2枚見えと誤認)

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 一方南家は無スジのを勝負。この局面で勝負に見合う手となるとホンイツ赤か、ドラ雀頭のドラ3でしょうか。うっかりを合わせ打つとのような手に放銃してしまうかもしれません。リーチに降りるだけなら簡単ですから、注意すべきはリーチ者以外の他家の動向です。

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 実際は1シャンテンだったようでをチーして打を切ってまで残し。はほぼメンツ候補の一部。4枚の手牌はあたりでしょうか。

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 西家がを通していますが、南家がをチーする前の時点でならカンテンパイもあり得ます。が通ったうえに東家がを切ったのでリスクを負わずにテンパイ。ベタ降りするよりないと思っていましたが、メンツを崩さずに安牌が切れるようなら意外とテンパイに取れることが多いものです。基本は降りる手であっても、メンツの中抜きをせずに安牌を切れるならそうするに越したことはないですね。

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 こちらの仕掛けに通っていないためか西家はを切らずを切りましたが、流石に南家が通してリーチに安牌になっているがよいでしょう。これで両スジになったを南家がつかんで放銃となりました。

 今回はこちらがを引いてもを切ればテンパイを維持できますが、アガリのリターンより放銃のリスクが高い局面、こちらは安手ながらリャンメンテンパイという局面で、たまたま後スジになった牌をどの程度まで押してよいかは正直全く自信がありません。リーチに完全に降りれば迷う押し引き判断をする必要はありませんが、取れるテンパイを取りにいかないのは少なくとも最善ではないので今後突き詰めていきたいところです。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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