2020年10月5日、Mリーグ2020が開幕を迎える。リーグ創設3シーズン目を迎えるにあたって、藤田晋チェアマンがMリーグに対して今後のビジョンを語った。
Mリーグスローガン「この熱狂を外へ」の実感は?
「着実に広がっている手応えは感じています。わかりやすいところで言えば著名人でMリーグにハマっているという方が非常に増え、発言してくれるようになりました。そういった著名人の方はファンも抱えているので、着々と広がっているなと感じています」
チェアマンとして、Mリーグ3年目のビジョンとは?
「昨季は1チーム増え、ドラフトで新規加入選手も入りました。ただ毎回すごい変わるかというと、変わらないで同じことをやり続けるということも非常に重要なので、あまりドラスティックに変えすぎてもいけない」
「競技のレギュレーションも、いろんなアイディアをいろんな人が言うとなんとでもなるのですが、麻雀のルールと一緒で、決めたひとつをやり続けることが、意外と価値につながる。ドラスティックな変化というのは、基本的には当面考えてはいません」
2022年北京冬季五輪室内競技正式種目化を目指す動きについては?
「東京五輪が延期となり、現在はこれといった動きはできてはいないんですが、コロナ禍で黒川前検事長の賭け麻雀問題が出て、やっぱりそういうものなんだということもあったかもしれません。それでも国が麻雀を応援してくれる姿勢は、後退することなく、変わらずに応援してくれています」
「Mリーグはまだ3シーズン目ですが、伝統はすごく大事なので、10シーズン、20シーズン、30シーズンという積み重ねが、(麻雀が)市民権を得られるようになっていく突破口になっていくと思っています。ある意味では地味なのかもしれませんが、やり続けることこそが非常に重要だと思っています」
◎写真:佐田静香(麻雀ウォッチ) 、インタビュー構成:福山純生(雀聖アワー)
Mリーグ2020をさらに楽しく観るための最新トピック!
チームユニフォームも全自動麻雀卓も新たになるMリーグ2020。今季ドラフト会議では、KADOKAWAサクラナイツが堀慎吾選手(協会)を新規ドラフト指名したことで(他7チームは昨季契約選手と契約更改)、全8チーム総勢30名のMリーガーによる熱い戦いが、開幕戦となる10月5日(月)19:00~より、AbemaTV麻雀チャンネルで生放送される。
2020シーズンもセミファイナル制を導入
昨季同様、全8チームがレギュラーシーズン90試合、勝ち上がった上位6チームがセミファイナル16試合、さらに上位4チームがファイナル12試合を戦い、2021年春には優勝チームが決定する。(Mリーグ2020レギュラーシーズン試合日程)
上下整列機能が搭載された全自動麻雀卓と抗菌牌を使用
上下整列機能が搭載された大洋技研株式会社の全自動麻雀卓「アモスレックス2」が2020シーズンから導入される。これにより配牌完了時点で、すでに牌の上下が正しくそろった状態となるので、視聴者にとってはより見やすくなる。また麻雀牌の清潔感を保つため、抗菌剤を練り込んだ抗菌牌が使用される。9月12日にAbemaTVで放映された「Mリーグ2020 前哨戦 監督スタッフスペシャルマッチ」では、すでに上下整列機能が搭載された全自動麻雀卓がお披露目された。
全8チームの公式ユニフォームはミズノが制作
2020シーズンより、Mリーグ公式ユニフォームは、総合スポーツメーカー・ミズノが制作することが発表され、各8チームとも新デザインのユニフォームで対局する。
パブリックビューイングに関して
2019シーズンは「スターライズタワー」「ベルサール六本木」「EXシアター六本木」等で開催されていたが、新型コロナウイルス感染予防のため、今季パブリックビューイングの開催予定等は発表されていない(2020年9月末現在)。
麻雀ニュース番組「熱闘!Mリーグ」は毎週日曜深夜01:00~01:30放送!
Mリーグ1週間の試合ダイジェストやMリーガーのドキュメンタリー等を放映する麻雀ニュース番組「熱闘!Mリーグ」は、2020シーズンもAbemaTVとテレビ朝日で毎週日曜深夜01:00~01:30に同時放送(※一部地域を除く)される。
試合前の場決めの廃止
昨季までは試合前につかみ取りで行っていた場決めが廃止され、今季からは東家、南家、西家、北家が各チーム均等に事前に振り分けられるようになった。
レギュレーションの変更
2020シーズンから起算し、閉幕時に2シーズン連続で4位以内に入れなかったチームは、その翌シーズンにおいて最低1名の入れ替え、または追加によってチーム編成を変更することが義務づけられ、自由契約となった選手は、翌シーズンに所属していたチームとの再契約は不可となった。このレギュレーションの変更により、今後より多くのプロ選手が、Mリーグに参加できるようになった。
Mリーグにおける新型コロナウィルス対策
一般社団法人Mリーグ機構は、新型コロナウィルスを主とする感染防止対策として、選手、スタッフの安全確保を最優先としつつ、頭脳スポーツとしての最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、Mリーグコロナ対策ガイドラインに沿って対策を講じている。
※以下、Mリーグコロナ対策ガイドラインより一部抜粋
・出場選手全員にPCR検査を義務づけ、陰性の結果がないと試合出場を認めない
・対局に使用する席、麻雀牌、サイドテーブルは、試合前、試合中(第1試合と第2試合の間)、試合後にアルコール消毒を行う
・実況解説部屋は、2名での実況解説となる(距離を取り、3分以上は同室にいない)
・試合中の実況解説は部屋を分け、別の部屋に各1名ずつ入って実況解説を行う
※なお選手が頭脳スポーツとしての麻雀における最大限のパフォーマンスを試合で発揮するため、対局中はマスクを着用しない。(Mリーグ・コロナ対策ガイドライン)
Mリーグ 各チーム情報、ツイッターアカウント
▼Mリーグ各チーム情報
赤坂ドリブンズ:https://twitter.com/AkasakaDrivens
EX風林火山:https://twitter.com/EX_Furinkazan
KADOKAWAサクラナイツ:https://twitter.com/kadokawa_sk
KONAMI麻雀格闘倶楽部:https://twitter.com/mfcmleague1
渋谷ABEMAS:https://twitter.com/shibuya_Abemas
セガサミーフェニックス:https://twitter.com/SEGASAMMY_PNX
TEAM RAIDEN / 雷電:https://twitter.com/RaidenTeam
U-NEXT Pirates:https://twitter.com/unext_pirates