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「麻雀アブノーマル」涼宮麻由のノーマルすぎる打ち回し

「麻雀アブノーマル」涼宮麻由のノーマルすぎる打ち回し

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関西で拠点として活動している涼宮麻由は、放送対局のたびに深夜バスに揺られて上京する。そうして戦うからには、何とかして爪痕を残したい。そうした気持ちが対局前後のトークにも表れるのか、視聴者に与えるインパクトも鮮烈で、知名度は今や右肩上がりだ。そして最近では関東にも拠点を構え、日本全国で活躍を続けている。注目を集める発言は、涼宮が関西人だからという理由だけで生まれたのではない。本記事では、見た目や発言のインパクトに隠された、涼宮の確かな実力についても迫っていく。

目次

涼宮麻由の基本情報・プロフィールデータ

名前 涼宮 麻由(すずみや まゆ) 
異名 麻雀アブノーマル
生年月日 12月13日
出身地 大阪府
血液型 A型
趣味・特技 ひとり遊び
本人公式SNS Twitter
所属団体 日本プロ麻雀協会
所属チーム
プロ入会年 2012年
主なタイトル 麻雀ウォッチ Princess of the year2021優勝

プロ雀士のTwitterは、当日の予定を告知するために利用されることが多いが、涼宮はそんな中にも独自のひとことを添えることが多い。「フランシスコザビエルは首にシャンプーハットをつけていると思っていた幼少期」といったような、シュールな一文が病みつきになるファンも増えている。実力は認められながらもなかなかタイトルには手が届かなかったが、麻雀ウォッチ Princess of the year2021に優勝して初タイトルを手にした。

涼宮麻由が初優勝 インタビューではファンへの感謝を語る/麻雀ウォッチ Princess of the year2021 決勝結果

経歴

2012年:日本プロ麻雀協会第9期後期生としてデビュー
2021年:麻雀ウォッチ Princess of the year2021優勝

麻雀との出会い・きっかけ

涼宮は、小さい頃から家族4人で麻雀を打っていた影響で、早いうちからプロ雀士になりたいと決意。大学に入るとさっそく雀荘でのアルバイトを始めるが、その時点で店側にもプロ志望を伝えていたほど、プロ雀士になる夢は確かなものだった。そして家に日本プロ麻雀協会の戦術本が置いてあったという理由で協会のプロテストを受け、見事合格。プロ雀士として地元関西で活動を始める。プロになると人前で話すことも増えるため、話術を鍛えたいと思った涼宮は、松竹芸能の養成所にも通ったという。

涼宮麻由の打ち方や雀風

「麻雀アブノーマル」と名乗るのは涼宮のキャラを立てるためであって、雀風にアブノーマルなところは微塵もない。それどころか基本に忠実で打牌ミスが少なく、総合的に高レベルという評判も集まっている。手組みや押し引きのバランスはもちろん、ノータイムでの1シャンテン外しやフリテン解消など、思わずうなる一打も多い。シンデレラリーグ、プリンセスリーグで解説を担当している多井隆晴が、涼宮のことを褒め称えるほどであった。

涼宮麻由の対局時の様子

麻雀ウォッチ シンデレラリーグ2018 準決勝B卓 2019/4.2

夏目智依、山本ひかる、里中花奈のRMU勢3人に囲まれる中、涼宮が手堅い試合運びを見せた。1回戦は2着でまとめ、最終2回戦は東場ではアガリが1度もない重苦しい状況。南1局は4本場で供託が4本というスピード勝負になり、涼宮はアガれず。互いにけん制しあう状況が続く中で、南3局に3900点をアガってトップ目にたった涼宮。アガリ連荘のルールを加味し、オーラスも落ち着いて打ち回して流局。3900のアガリ1回でトップを奪った渋い対局となった。

柚花ゆうり、与那城葵、涼宮麻由、山本ひかるがプレーオフを制して決勝進出 決勝は4月9日放送 / 麻雀ウォッチ シンデレラリーグ 2018 準決勝

麻雀ウォッチ シンデレラリーグ2020 第1節Bブロック2卓 2020/4.3

3回戦でトップを奪い、続けて攻めたい涼宮。起家で迎えた4回戦、配牌は[白][中]を含む対子4組に赤含みの槓子という超チャンス手。これを篠原冴美からポン・ポン・ロン。あっという間の12000点だったが、次局は篠原が反撃する。七対子ドラ2をテンパイして、前巡に切れたばかりの[東]待ちでリーチ。[東]を1枚持っていた涼宮だが、これを断固切らず。結局は篠原がツモったのだが、素早くアガった後の冷静な打牌選択は、涼宮の強さを感じさせた。

涼宮麻由が3,4回戦で連勝を決めて好スタート!/ 麻雀ウォッチ シンデレラリーグ2020 第1節Bブロック2卓

Princess of the year2021 1次予選B組 2021/7.12

シンデレラリーグでは卓上でも卓外でも旋風を巻き起こした涼宮が、実力者ぞろいの今大会に初登場した。南1局、ペンチャンとはいえ、絶妙のタイミングでリーチ。赤2枚持ちでテンパイ寸前だった他家の手を遅らせることに成功した。涼宮はこの後ツモってトップ目に。南2局では赤2枚持ちから役牌を仕掛けて素早くアガった。そしてオーラスでとどめの3000・6000。ステージが上がっても、涼宮らしいクレバーな打ち回しで好発進を決めた。

涼宮麻由、野添ゆかり、水瀬夏海、安達瑠理華、浅見真紀が二次予選進出!/麻雀ウォッチ Princess of the year2021 一次予選B組結果

SNSでの評価・評判

涼宮のキャラはSNS上ではかなり認知されており、ユーモアを交えながらのツイートや配信対局での解説に期待する声も多い。

涼宮の麻雀はもちろんのこと、解説にも同じくらいか、それ以上の高評価が集まっている。

自称「アブノーマル」「いかれた関西人」涼宮だが、ファンはノーマルな麻雀をしっかり応援している。

涼宮麻由のニュース・こぼれ話

初挑戦で驚異の回収率144%

上京時は、先輩の愛内よしえプロの自宅に転がり込んでいた涼宮。その愛内が自宅から競輪の予想番組を配信していることから、涼宮も競輪に初挑戦。愛内のアシストがキッチリ決まったことも大きいが、涼宮も的中を連発させ、回収率は100%をゆうに超える144%。ビギナーズラックをものにした涼宮はご満悦の様子だった。

この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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