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第301回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

第301回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

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ネマタの雀魂日記とは
  • 『ネマタの雀魂日記』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによるネット麻雀「雀魂」で魂天位を目指すコラムです。
  • 初回はコチラ

何時の間にか雀魂のロード画面中に表示されているテキストのバリエーションが増えています。これまでは基本的な対局中の注意点について書かれているだけでしたが…

このように登場人物の設定について、「その情報今要る?」と突っ込みたくなりそうな記述も時折見られるようになりましたが面白いのでよしとしましょう。ちなみに私はコーヒーより紅茶党ですが、バカ舌のため茶葉の違いを区別できません。

今回は雀愉大会決勝卓の模様をお送りします。予選のptはリセット。半荘8回の総得点で優勝チームが決まります。

雀魂牌譜

東1局

[赤⑤]が切られた直後に聴牌して[⑤]残り2枚の聴牌。役有りなので聴牌には取っておきたくなったものと思われますが、和了率でも打点(最高タンピン234三色)でも打[①]に分がありそうです。

東2局1本場

ドラ[⑥]なので[⑦]を残すか、手が早そうな親の現物[一]を残すか。観戦視点で見ると[一]を残しそうになりますが、ここから親リーチが入ればいずれにせよほぼ降りることになり、[一]以外にも親に通る牌は多くあることから今回は変化を残した方がよいかもしれません。

[⑦]なら出アガリ9600あるのでリャンメンリーチが無難そうですが、リャンメンの中でもアガリにくい部類なのでアガリ率に大差ないとみてシャンポンリーチが良かったかもしれません。結果論ですがシャンポンに受いてればツモって裏が乗り6000オールでした。

先制リーチされた時点では浮いてしまって裏目になった[⑦]を暗刻にしてリーチ! 

追いかけてきた下家から出アガリ。こういうことも少なからずあるので、浮き牌を抱えるタイミングは難しいものです。

南4局

ここまで厳しい展開が多かったラス目南家にオーラスでチャンス手が入りました。鳴きチンイツでも赤ドラがあって跳満以上確定。リーチ棒が出てからツモアガリならまさかの大逆転トップです。

リーチ棒を出すと暫定ラス目に落ちるうえに、役牌や三色で役有りの聴牌も目指せるとなるとリーチを躊躇しがちですが、マンズチンイツ狙いの西家は[6]を切らざるを得ず、ここでリーチをかけなければ西家の手牌をなおのこと進めることになります。リーチ和了で2着になれる可能性もある以上ここでリーチした方がよかったように思います。

カン[6]より待ちが強くなったとみてかここでリーチに切り替えられましたが、1枚の[⑨]で出アガリが効く代わりに、上位者から[発]が出にくくなることを踏まえると少なくともリーチした方がアガリやすいとは言えなさそう。それなら今度こそ流局時に上家聴牌でもラスにならないようダマがよいように思われます。

上家にもツモれば逆転トップの聴牌が入りましたが結果は流局で対門のトップで終了。

先週末までに6戦消化。今月23日に残り2戦が開催され決着が着きます。果たしてどのチームが優勝となるでしょうか。それではまた次回。

雀魂 について


オンラインで全国のプレイヤーとリアルタイムに対戦できる麻雀ゲームです。
全世界のプレイヤーと対戦を行うことができる「段位戦」、チャットを送れる友人と好きなルールで対戦できる「友人戦」、プレイヤー同士で開催/参加できる「大会戦」など様々な対戦スタイルにより、麻雀の初心者から上級者まで幅広くお楽しみいただけます。

 

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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