Mリーガー4名が監督になり、それぞれ3ランクのYoutuberを率いたチーム戦、「神域Streamerリーグ」の最終節が9月12日に配信された。
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▼過去結果記事
3つの個人タイトル、「個人スコア」「半荘最高スコア」「4着回避率」の3タイトルの受賞者も本日決定する。個人スコア1位は歌衣メイカ選手となっており、2位の渋谷ハジメ選手が直接対決で追いかける。
そして半荘最高スコアの記録は59,700点で、こちらも歌衣メイカ選手が保持。はたして、この記録を超える選手は現れるのか。
また、Fra選手、天開司選手がともにラスなしとなっており、同チーム内で4着回避率受賞を争う形に。
(※2名とも最終戦でラスを回避した場合、対戦回数が多いCランクのFra選手が受賞となる、Fra選手、天開司選手が共に4着となった場合はFra選手と歌衣メイカ選手の同率受賞となる。)
最終節の番組構成
最終節は、A~Cランクの選手が、それぞれ同ランクの選手同士で対戦するシステムを採用。対戦全卓同時対局となり、まずCランク卓が対局開始し、その2分後にBランク卓の対局が開始、そしてさらに2分後にAランク卓の対局が開始され、本配信では随時見どころのある卓に切り替えていく形となった。
それぞれ別卓の点数状況は把握せずに、各自が自分のできる全力のプレーを最後まで行うためのシステムとなった。
出場選手
東家:郡道美玲(Cランク)
チームアキレス
南家:渋谷ハジメ(Cランク)
チームヘラクレス
西家:Fra(Cランク)
チームゼウス
北家:歌衣メイカ(Cランク)
チームアトラス
東家:天宮こころ(Bランク)
チームアキレス
南家:因幡はねる(Bランク)
チームヘラクレス
西家:天開司(Bランク)
チームゼウス
北家:ルイス・キャミー(Bランク)
チームアトラス
東家:咲乃もこ(Aランク)
チームアキレス
南家:千羽黒乃(Aランク)
チームヘラクレス
西家:鴨神にゅう(Aランク)
チームゼウス
北家:白雪レイド(Aランク)
チームアトラス
試合結果
当記事上では時系列順に各卓で起きた出来事を記載していく。また、メイン配信での放送があった場面が中心となるので、それ以外の部分は下記速報記事や、各視点配信にて是非再チェックしてほしい。
▼Aランク卓速報記事はこちら
▼Bランク卓速報記事はこちら
▼Cランク卓速報記事はこちら
Cランク卓試合
東1局、郡道美玲選手、歌衣メイカ選手、Fra選手がそれぞれ仕掛け、さらに親の郡道選手はドラをポン。仕掛け合戦はFra選手が制し、8000点のアガリを決めた。
続けて東2局、Fra選手が先制リーチ、追いついた親の渋谷ハジメ選手のリーチ宣言牌をとらえ、Fra選手の連続でアガリに。Fra選手は4着回避率受賞にぐっと近づいたか。
Bランク卓試合
その後のBランク卓では、東2局にルイス・キャミー選手が赤・ドラのタンヤオ手を軽快に仕掛け、3900点をアガる。
さらに東3局1本場、天開司選手・天宮こころ選手に勝負手が入るが、ルイス・キャミー選手がリャンメンチーをしての三メンチャン待ちの1000点でシビアに流した。
Aランク卓試合
Aランク卓では東4局、鴨神にゅう選手のシャンポンリーチの一発ツモが炸裂。3000・6000となり、ラス目から一気にトップに躍り出た。
南1局1本場、親の咲乃もこ選手が先制リーチ。解説席の「暗刻場」という言葉の通り、なんと鴨神にゅう選手がツモり四暗刻のテンパイで追いつく。結果は咲乃もこ選手の2600オールとなった。
Cランク卓試合
その頃、Cランク卓は早くもオーラスに突入した。15300点持ち3着目の渋谷ハジメ選手は白・中・ホンイツのマンガンのテンパイ。2着目のFra選手は21900点なので、アガって1つでも着順を上げたいところ。それに対しトップ目・親の歌衣メイカ選手が上手く打ちまわし、同テン対決に。ここは渋谷ハジメ選手が頭ハネでのアガリとなり、着順を1つ上げる決着に。
Bランク卓試合
Bランク卓は、南1局、なんとルイス・キャミー選手はメンホン四暗刻のテンパイだが、残念ながらこちらは山に0枚。親の天宮こころ選手と天開司選手のリーチ対決となり、天宮こころ選手の最後のツモ牌が、天開司選手への8000の放銃となった。
続く南2局、ドラゴンガール・天宮選手がドラを大ミンカン。これにひるまず親の因幡はねる選手がリーチ。天開司選手もすぐに追いつき、リーチを宣言するも、こちらが因幡はねる選手のアガり牌。一発・裏3により12000点へ化けた。
Aランク卓試合
Aランク卓では南3局。咲乃もこ選手が56800点持ちのトップ目と、最高スコア賞が狙える位置に。ここでさらに加点を狙うリーチをし、見事8000点を加点し、65800点となった。
Bランク卓試合
その頃、Bランク卓は南3局の中盤。天開司選手、因幡はねる選手のリーチを受けながら、ルイス・キャミー選手が辛いダマテンで2000点のアガリ。リーチ棒2本の収入も合わせ、67800点となり、最高スコア賞は、ルイス・キャミー選手と咲乃もこ選手でのデッドヒートとなった。
そして迎えたオーラス。ラス目の天開司選手は、3着の天宮こころ選手から倍満を直撃するか、三倍満ツモで3着に浮上する状況でメンホンのリーチ。裏ドラが乗れば三倍満チャンスだったが、結果裏ドラが乗らず倍満ツモとなった。
ルイス・キャミー選手が59800点を獲得し、現在の歌衣メイカ選手が保持する59700点の記録を100点上回る。これにより、最高スコア賞の行方は試合中のAランク卓の咲乃もこ選手の結果待ちとなった。
Aランク卓試合
苦しい展開が続いていた白雪レイド選手が12000のダマ聴を入れる。千羽黒乃選手、鴨神にゅう選手が苦心しながら高打点を狙うが鴨神選手のメンツ外しでホンイツを狙う一打が白雪レイド選手に捕まり12000をアガって連荘となった。
3着目に浮上した白雪レイド選手、2本場では3着を確保すべく咲乃もこ選手の仕掛けに差し込み咲乃もこ選手が2600のアガリで決着。
咲乃もこ選手が67900点のトップを獲得し、ルイス・キャミー選手を上回っての最高スコア賞となった。
各卓結果
第28試合結果
1位 歌衣メイカ(チームアトラス)+69.4
2位 因幡はねる(チームヘラクレス)+3.3
3位 Fra(チームゼウス)▲18.1
4位 郡道美玲(チームアキレス)▲54.6
第26試合結果
1位 ルイス・キャミー(チームアトラス)+79.8
2位 因幡はねる(チームヘラクレス)+0.4
3位 天宮こころ(チームアキレス)▲27.7
4位 天開司(チームゼウス)▲52.5
第30試合結果
1位 咲乃もこ(チームアキレス)+87.9
2位 千羽黒乃(チームヘラクレス)+3.5
3位 白雪レイド(チームアトラス)▲34.6
4位 鴨神にゅう(チームゼウス)▲56.8
閉会式・表彰
全試合終了後、実況・解説・各チームの監督・主催者の天開司さんによる表彰式とインタビューが行われた。
4着回避率部門
4着回避率部門を受賞したFra選手は、「タイトルをチームに持ち帰れて嬉しい。自分は麻雀が一番下手なところからはじめているが、努力すればなんとかなるんだなという成功体験と自信をもらえた。これからも麻雀を続けて頑張っていきたい」と語った。
半荘最高スコア部門
半荘最高スコア部門を受賞した咲乃もこ選手は、「今までなかなか『こんもこ』言えなかったんですけど、今日は最高の『こんもこ』が言えました!たかちゃんが教えてくれたから受賞できたし、チームメイトの2人が私より喜んでくれて、それが本当に嬉しかった」と喜びを語った。
個人スコア賞(MVP)
個人スコア部門を受賞した歌衣メイカ選手は、「運がいいのは間違いないけど、監督に押し方を教えていただいたおかげ。ずっと逃げる麻雀をばっかり打っていたが、監督のおかげでいいアガリがいっぱいできて満足している」と語り、監督の村上も、涙ながらに歌衣メイカ選手をはじめとしたチームメイトの成長について触れ、歌衣メイカ選手個人賞受賞の喜びを語った。
最終チーム結果
<4位>チームアキレス
郡道美玲選手「今日はラスになってしまったけど、今日も今までもずっと楽しかったです。たかはるのチームで良かった。選んでくれてありがとう。大好き」
天宮こころ選手「すごく楽しかったです!たかちゃんの麻雀をずっと見て育ったので、自分のやりたい麻雀もたかちゃんのおかげで形になった。麻雀がもっと楽しくなりました。たかちゃんありがとう」
咲乃もこ選手「ただ楽しくたくさん打ってきただけの終わりたくない!本当にたかちゃんのチームで良かったし、みんなと戦えてよかった。神域リーグは終わってしまうけど、麻雀は楽しいからみんなも麻雀やろう!」
多井「最初司が相談してくれた時はただ”友達と楽しく遊べる場所が作りたい”くらいだったけど、こうやっていろんな選手が出てくれたし、Mリーガーの3人も、内容も話さずにお願いしちゃったのに想像以上にやってくれて、ただ感謝している。チームアキレスは、視聴者の方に『麻雀って楽しいな』というのを伝えられる人を選んだつもりだし、実際に楽しさを魅せられたチームだったと思っている。あっという間の時間で、すごい楽しい青春が送れた。これからも司がやりたいことは協力したいので、これからも盛り上げていきましょう!」
<3位>チームゼウス
Fra選手「ほんと楽しかった。でもめちゃくちゃ悔しい。通風だけで取られちゃったんで困ったなと思ってたんが、みんなの指導力に舌を巻くばかりだった。この年齢でこんな熱くなれる半年を過ごせると思わなかった」
天開司選手「選手側としては悔しいとしか言えない。かなり頑張ってきたと思うし、自分の麻雀のレベルは間違いなく神域によって上がったので、もっと上げていきたい」
鴨神にゅう選手「ふがいない結果になってしまって、期待に応えられなかったことが悔しい。有名なプレイヤーやMリーガーと一緒に麻雀を打たせてもらう経験がステップアップにもつながったと思う」
たろう「多井さんに誘われたからはじめたが、やっていくうちにチームのやる気がすごくて『こんなに練習するんだ』と驚いたし、応援してくれてる人もあたたかかった。やっていくうちに『すごく良いコンテンツだな』と感じてどんどん気持ちが入っていったが、そこで終わってしまって寂しい。本当にいいリーグ戦だったなと思っている。またチャンスがいただけたらぜひこのチームで闘いたい」
<準優勝>チームヘラクレス
渋谷ハジメ選手「体感1ヶ月のような半年間だった。まだまだこのチームで麻雀をいっぱい打ちたいと思った。個人成績2位というすごい結果は、チームのみんなにとらせてもらった2位だと思っている」
因幡はねる選手「大会に憧れがあったので、こうやって大会に出られて嬉しい。つらい時期もあったが、蓋を開けてみたら2位になれて、チームのみんなと勝ち取った2位がすごく嬉しい」
千羽黒乃選手「麻雀はずっと一人で牌と向き合ってくるものだったが、チームで闘う楽しさと、仲間がいることの幸せさを知ることができた。この3人と同じチームで幸せだった。自分は苦しい結果となったが、麻雀のDV彼氏みたいな苦境を楽しむことは慣れているのでこれをBランク、Cランクの人が引かずに良かったなと思っています。」
松本「多井さんに『やるから来い』って軽いノリで誘われたが、神域リーグを通じてプロ活動や人生がすごく大きく変わった。多井さん、この場を作ってくれた天開さんに本当に感謝しているし、携われて良かった。チームは3人とも個性豊かでにぎやかで、熱意も強く、本当に良いチームだった。努力したら結果が出るというのを信じて毎日練習しているのチームのみんなを見て、僕ももっと頑張らないとと勇気付けられた。最高に幸せな半年間だった」
<優勝>チームアトラス
歌衣メイカ選手「鳴いてタンヤオで流れる麻雀が僕は嫌いでした。でもこの半年間で4人打ちの面白さを知った。これからも段位戦をやりたいし、まだまだだけど雀聖・魂天と上がっていきたい」
ルイス・キャミー選手「優勝だ~!めっちゃ嬉しいです!一人で段位戦やってるような人間だったのでチームでみんなで打てて良かった。嬉しいけど、チームが終わっちゃうのが寂しい。このチームで本当に良かった」
白雪レイド選手「僕自身だけで言えば苦しい展開が続いていたが、ポイントだけじゃなくメンタル的な部分も明るく楽しいチームで救われていた。最高の思い出でした!」
村上「最初はネット麻雀もほぼやったことない47のおっさんがここに来ていいのかなと思っていた。今まで麻雀しかしてこなかった人生で、広めるということをして来なかったが、知らないことばかりで驚きの連続だった。Mリーグで負けてて心を病んでいたが、神域リーグに助けられた。チームメイトも優しく、試合も練習も楽しかった。終わるのが寂しすぎる。チームメイト3人と出会えて嬉しい。次回があるかわからないが、次回があるなら雑用係でよいので呼んで欲しい」
本日結果おさらい
チームアトラス+114.6(歌衣1着 ルイス1着 白雪3着)
チームヘラクレス+7.2(渋谷2着 因幡2着 千羽2着)
チームアキレス+5.6(郡道4着 天宮3着 咲乃1着)
チームゼウス▲127.4(Fra3着 天開4着 鴨神4着)
首位発進となったチームアトラスは更に2トップを決めて優勝を勝ち取った。一時期苦境に立たされたチームヘラクレスも最後の2節に6連続連対で準優勝を勝ち取った。アキレスは前節多井が苦しむ結果となったが、チームメイトが奮起、咲乃もこ選手が最高スコア部門タイトルを獲得した。チームゼウスは苦しい1日となったがFra選手がなんとか3着で耐え抜き4着回避率のタイトルを獲得。各選手が全力プレーで最後まで戦いぬいた。
▼各選手個人成績はこちら!
お知らせ
2020年11月23日に開催され、歌衣メイカ選手、コーサカ選手、天開司選手の「漢気塾高校麻雀部」が優勝した「雀魂バーチャルインターハイ」の第2回大会が2年ぶりに開催となることが発表された。出場者は今回の神域リーグの4チームから監督以外の3選手となる。
▼【第16回】社務所通信 神域リーグ特別編で発表!