Mリーガー4名が監督になり、それぞれ3ランクのYoutuberを率いたチーム戦、「神域Streamerリーグ」の第6節が7月19日に配信された。
▼麻雀ウォッチでは個人スタッツも公開中!
▼過去結果記事
第6節は実況に松嶋桃、解説にチームゼウスの監督でもあるたろうが登壇した。
今回も福岡、名古屋の二ヶ所で無料のパブリックビューイングが開催された。
第16試合出場選手
東家:村上淳(Sランク)
チームアトラス
南家:Fra(Cランク)
チームゼウス
西家:天宮こころ(Bランク)
チームアキレス
北家:因幡はねる(Bランク)
チームヘラクレス
第16試合
神域リーグ全30試合の折り返しとなる第16試合。
東1局1本場、Fra選手以外の3人が配牌でドラ2枚の勝負手。因幡はねる選手と天宮こころ選手がタンヤオで仕掛けていき、天宮こころ選手に待ち満貫の先制聴牌が入る。そこに嵌待ちから待ちに変わったFra選手がリーチを選択。因幡はねる選手が一発目にを掴んでしまい、一度は放銃を回避するも、最終的にこぼれFra選手が3200のアガリを決めた。
東3局2本場、流局が続く展開の中、村上がのシャンポン待ちで先制リーチ。仕掛けを入れていた親番の天宮こころ選手も嵌待ちの聴牌が入る。しかし序盤から村上と同じくが対子であった因幡はねる選手がこれを落として掴まってしまい、村上の5200のアガリとなった。
東4局、村上がのシャンポン待ちで先制聴牌、役なしでダマを選択する。しばらくしてをツモ、400・700のアガリを決めた。Mリーグ・赤坂ドリブンズのチームメイトでもある解説のたろうは「村上はリーチ超人だが何でもリーチするわけじゃない」とコメントしていた。
南1局、天宮こころ選手が先制聴牌、の形から場を見極めて嵌待ちでリーチをかける。そこに因幡はねる選手が待ちで追いつきリーチで勝負に出る。ここまで辛い展開が続いていた因幡はねる選手が最後のツモでまたもを掴んでしまい、天宮こころ選手が2600のアガリを決めた。
南2局、天宮こころ選手が役牌を仕掛けソウズのホンイツに見せかけた辺待ちの聴牌を入れる。そこにドラのをもう1枚引き、のシャンポン待ちに受けかえる。すると次順にをツモ、2000・4000のアガリを決めた。ドラゴンガールの異名にふさわしいアガリを魅せ、トップに浮上した。
南3局、3着目のFra選手が待ちでリーチをかける。仕掛けを入れていた親番の天宮こころ選手も追いつき満貫の聴牌を入るが、ここはFra選手がツモり、500・1000のアガリとなった。Fra選手はトップ浮上の可能性をオーラスへと繋いだ。
オーラス、天宮こころ選手、村上、Fra選手が僅差で、因幡はねる選手が待望の親番を迎えたことで、全員にトップの可能性が残る。いち早く聴牌を入れたのは天宮こころ選手、待ちで手堅くダマを選択する。Fra選手と因幡はねる選手は七対子で聴牌を目指し、アガリ条件の村上は第1打にドラのを切って臨戦態勢。終盤に天宮こころ選手がを自力でツモ、1300・2600のアガリで第16試合を制した。
第16試合トップとなった天宮こころ選手は「頑張りました、とても嬉しいです。今日はドラがいつもより応えてくれたと思います。麻雀を打つ前にトイレ掃除をすると配牌とツモが良くなります。」とにこやかに語った。
第16試合結果
1位 天宮こころ(チームアキレス)+57.9
2位 村上淳(チームアトラス)+10.0
3位 Fra(チームゼウス)▲14.7
4位 因幡はねる(チームヘラクレス)▲53.2
第17試合出場選手
東家:天開司(Bランク)
チームゼウス
南家:松本吉弘(Sランク)
チームヘラクレス
西家:郡道美玲(Cランク)
チームアキレス
北家:村上淳(Sランク)
チームアトラス
第17試合
チームヘラクレスにとっては連敗を何としてでも止めたい第17試合。
東1局2本場、2局連続で天開司選手の1人聴牌で迎えたこの局、松本が自風のから積極的に仕掛けていく。ドラのを重ねることで見事満貫に仕上げ、待ちで聴牌。直後に村上からが打たれ、松本が8000のアガリを決めた。
東2局、村上が仕掛けマンズのホンイツへ向かう。3副露したところで嵌待ち5200の聴牌が入るが、直後に郡道美玲選手も嵌待ちで聴牌しリーチを打って勝負をかける。村上がを重ねてトイトイのつく満貫聴牌に変わるが、郡道美玲選手がをツモ、2000・4000のアガリを決めた。
東3局、親番の郡道美玲選手がのポンから入り、満貫のイーシャンテン。と持っているところにが打たれ、アガリやすさを重視しでのチーを選択、先制聴牌が入る。負けじと村上も嵌待ちでリーチを打つが、郡道美玲選手がをツモ、4000オールのアガリを決めた。
東4局3本場、親番の村上に対子の配牌が入るが、場に出た1枚目をポンせず自力でアンコにする。4選手全員が仕掛け、激しい空中戦になるが、村上がこれを制し、1000オールのアガリを決めた。
東4局6本場、流局続きで迎えたこの局、松本が両面チーからタンヤオで仕掛けていき待ちの聴牌を入れる。郡道美玲選手もタンヤオで仕掛け聴牌するが、待ちが変わりがこぼれ、松本の2000のアガリとなった。長かった東場に終止符が打たれた。
南1局、郡道美玲選手がタンヤオで仕掛け待ちの先制聴牌。そこへ松本が満貫以上確定の待ちでリーチをかける。役牌を仕掛けていた親番の天開司選手も待ちで聴牌、勝負手同士のぶつかり合いとなるが、松本がを掴み、郡道美玲選手の3900のアガリとなった。トップ目の郡道美玲選手が2着目の松本から直撃を取る形となり、リードを広げた。
南2局、郡道美玲選手がをポンして待ち、村上も七対子待ちとそれぞれ聴牌が入る。そこに親番の松本が待ちでリーチをかけ、郡道美玲選手と村上はオリを選択。一方天開司選手はドラのが対子のチャンス手。両面チーから仕掛け、一度はオリたもののをポンすることができ最終盤でのシャンポン待ちとなる。手詰まってしまった郡道美玲選手からが打たれ、天開司選手が8000のアガリを決めた。トップ目からの直撃により天開司選手は自身初トップへ大きく近づいた。
南3局1本場、天開司選手が待ちの三面張で先制リーチ。これに対し村上がなんと3枚切れの待ちで国士無双の聴牌を入れる。役満成就は一撃総まくりの手に汗握る展開、なんと松本も追いつき待ちでリーチをかける。この局は終盤に天開司選手がをツモる形で決着がつき、2000・4000のアガリとなった。
オーラス、3着目の松本がのチーから仕掛け2着浮上を狙う。現状2着目の郡道美玲選手が負けじとをポンして聴牌を入れ、村上から1000のアガリとなり幕を閉じた。
第17試合トップとなった天開司選手は「難しい鳴き判断が多くて迷いました。もっと上手くなってちゃんと打てるように頑張ります。今日はとにかく嬉しいです」と達成感に溢れる声で語った。
第17試合結果
1位 天開司(チームゼウス)+58.0
2位 郡道美玲(チームアキレス)+9.0
3位 松本吉弘(チームヘラクレス)▲17.9
4位 村上淳(チームアトラス)▲49.1
第18試合出場選手
東家:鴨神にゅう(Aランク)
チームゼウス
南家:ルイス・キャミー(Bランク)
チームアトラス
西家:渋谷ハジメ(Cランク)
チームヘラクレス
北家:郡道美玲(Cランク)
チームアキレス
第18試合
第13試合ぶりとなるSランクの監督がおらずVtuber4人の戦いとなった第18試合。
東1局、ルイス・キャミー選手が辺待ちで4巡目にリーチをかける。この時点で3シャンテンだった渋谷ハジメ選手、安全牌がなくピンチかと思われたが、を対子固定することで出ていかない形にする。その上でをチー、のシャンポン待ちで満貫の聴牌を入れる。ほどなくしてをツモ、驚きのあまり実況解説も言葉を失う2000・4000のアガリを決めた。
東2局、郡道美玲選手が待ちで高目三色の先制リーチ。しかし山にはとが1枚ずついるのみで、厳しいかと思われたが、見事三色となるをツモ。2000・4000のアガリとなった。
東3局、親番の渋谷ハジメ選手がタンヤオで仕掛け、待ちで先制聴牌。ルイス・キャミー選手も役牌を仕掛け待ちで聴牌するもを掴んでしまい、渋谷ハジメ選手が1500をアガり連荘に成功する。
東3局1本場、郡道美玲選手が七対子で聴牌、ドラの待ちでリーチをかける。なんとこれをあっさりツモり、3000・6000のアガリとなった。郡道美玲選手が1人突き抜ける展開となった。
東4局、親番の郡道美玲選手が難しい選択が続く手を見事に捌き待ちの先制リーチ。直後にホンイツで仕掛けていたルイス・キャミー選手が辺待ちで満貫の聴牌を入れる。2人のめくり合いが続くなか、渋谷ハジメ選手が手詰まってしまいがこぼれ、裏が1枚乗ったことで郡道美玲選手の12000のアガリとなった。
東4局1本場、前局手痛い放銃となってしまった渋谷ハジメ選手がのシャンポン待ちでリーチをかける。復活の狼煙となるをツモ、裏を1枚乗せ1300・2600のアガリとなった。
南1局、親番の鴨神にゅう選手が嵌待ちで満貫以上確定の先制リーチ。鴨神にゅう選手の河が強く、ルイス・キャミー選手は安全牌に窮したこと、手が進んだことも相まってがこぼれてしまう。鴨神にゅう選手の12000のアガリとなった。
南1局1本場、渋谷ハジメ選手が先制聴牌、からを切ってドラ表示牌の嵌待ちでリーチをかける。この選択が見事正解し、残り1枚だったをツモ、裏が1枚乗って2000・4000のアガリを決めた。
南2局、ここまで苦しい展開が続き箱下になってしまった親番のルイス・キャミー選手が、を仕掛け待ちで聴牌。ほどなくしてをツモ、1000オールのアガリとなり連荘で希望を繋いだ。
南2局1本場、渋谷ハジメ選手がピンズのホンイツで仕掛けるなか、鴨神にゅう選手が待ちで先制リーチ。でアガることができれば三色となる勝負手、しかし親番のルイス・キャミー選手が嵌待ち、渋谷ハジメ選手が嵌待ちでそれぞれ聴牌を入れる。鴨神にゅう選手がアンコをもう1枚引きカンを選択したことで渋谷ハジメ選手のアガリはなくなったかと思われたが、直後に待ちに変化する。鴨神にゅう選手がを掴んでしまう形で決着がつき、渋谷ハジメ選手の8000のアガリとなった。
南3局、大幅リードを築いていた郡道美玲選手が待ちでダブルリーチ。2000・4000のアガリとなり、トップを盤石のものとした。
オーラス、これ以上素点を減らしたくない3卓目の鴨神にゅう選手がを仕掛け、待ち2000の聴牌を入れる。そこに渋谷ハジメ選手が待ちでリーチ、まさかの倍満で同点トップの可能性があるかと思われたが、ここは鴨神にゅう選手がしっかりとをツモ、500・1000のアガリで終局した。
第18試合トップとなった郡道美玲選手は「幕府を築いてしまいました。チームアキレスはまだ優勝を狙っていきますので、応援よろしくお願いします」と嬉しそうに語った。
第18試合結果
1位 郡道美玲(チームアキレス)+76.5
2位 渋谷ハジメ(チームヘラクレス)+12.0
3位 鴨神にゅう(チームゼウス)▲26.9
4位 ルイス・キャミー(チームアトラス)▲61.6
本日結果おさらい
チームアキレス+143.4(天宮1着 郡道2着 郡道1着)
チームゼウス+16.4(Fra3着 天開1着 鴨神3着)
チームヘラクレス▲59.1(因幡4着 松本3着 渋谷2着)
チームアトラス▲100.7(村上2着 村上4着 ルイス4着)
前節まで最下位だったチームアキレスが全連対の快挙、大きくポイントをプラスしてチームヘラクレスと並んだ。一方前節ダントツ首位だったチームアトラスは今節苦しい展開となり、上下の差がグッと縮まった3試合だったといえる。このポイント状況には主催の天開司選手も驚きを隠せない様子であった。
次節配信、お知らせ
次節は8月1日18時から放送。実況は日向藍子、解説は多井隆晴が務め、ゲストに如月れんさんをお呼びする。
本日行われていた、福岡市天神、名古屋での神域リーグのパブリックビューイングイベントは今後も全ての節で開催される。なんと入場料は無料。その上、福岡会場では神域リーグポストカードが、名古屋会場では来場で神域リーグステッカー、施設予約用会員登録でチームロゴステッカー4種類がプレゼントされる。
ここからは選手・監督からのお知らせを紹介する。
チームゼウスのFra選手が所属する音楽ユニット「BOOGEY VOXX」がベストアルバムを2枚同時に発売し、タワーレコードにて全国デビューが決まった。
チームゼウスの監督である鈴木たろうのオフィシャルグッズが最高位戦オフィシャルグッズショップにて販売中。こちらのサイトではチームアトラスの監督である村上淳のグッズも発売している。