日本プロ麻雀協会に所属する女流プロの中で、選挙により選ばれた16名による対局『ClubNPM選抜総選挙2017』の決勝が1/26に行われ、水瀬夏海が優勝した。
ClubNPM選抜総選挙2017出場選手 となったのは下記16名
愛内よしえ
天月ミク
大崎初音
佐月麻理子
篠原冴美
杉村えみ
都美
豊後葵
日當ひな
松嶋桃
水城恵利
水口美香
水瀬千尋
水瀬夏海
柚花ゆうり
米崎奈棋
上記メンバーから、愛内よしえ、水瀬夏海、都美、大崎初音が決勝へと進出した。
決勝戦は日本プロ麻雀協会公式ルールの3回戦のトータルを競うシステムで行われた。
1回線は愛内が5万点を超えるトップ。大崎が2着で都美が3着、水瀬夏海は1万点を割る4着と苦しいスタートとなった。
しかし、2回戦の東4局親番で水瀬夏海の大連荘が炸裂。4000オール、12300、4200オール、6300オールと怒涛のあがり。そしてオーラスには1回戦目3着だった都美を2着に押し上げる放銃で都美を2着にすることにも成功する8万点オーバーのトップ。愛内が3着、大崎が4着となった。
3回戦開始時点での得点状況はこちら。
首位の水瀬夏海と2位愛内の差は18.6ポイント。ウマが10-30の協会ルールでは必ず1着順で20ポイント差がつくので着順勝負での最終戦となった。
最終戦は水瀬夏海が西家、愛内が北家スタートで開始。
東1局に愛内が大崎から立直・三色・裏ドラの8000点をアガりリード。東4局の親番で4000オールをアガり水瀬夏海との差を3万点差ほどに広げた。
南1局に大崎が親番で6000オールをアガるなどまきかえし、この半荘トップ目に浮上。しかしさらなる加点を狙った先制立直を打つも水瀬が追いかけ立直で大崎から12300を直撃。愛内との点差を16600差に縮める。
南2局の都美の親番は水瀬夏海と愛内の二軒立直に。連荘を目指した都美が水瀬夏海に放銃となり、8000は8300
南3局の時点で水瀬夏海は32800持ち、愛内は39100持ちと6300点差。
0本場では親の水瀬夏海と都美の二軒立直。都美はツモれば四暗刻であったがここは流局。
そして1本場では愛内が先制立直に出るも水瀬夏海が中バックのテンパイで追いつき愛内から直撃、一旦逆転に成功した。
その後の2本場で4200オールのあがり、5本場まで親番が続いた。
5本場の親番を伏せ、南4局は6本場から始まった。開始時点の持ち点は水瀬夏海57000点、愛内29500点と27500点差。
愛内は最後の親番で意地を見せ、水瀬とのつばぜり合いで直撃と二人聴牌をもぎ取り、10本場まで継続。8100点差まで点差を詰めたが、最後は水瀬夏海があがりを決め優勝を果たした。
優勝した水瀬夏海は「長い対局になりましたが本当に楽しかったです。最初の半荘でいきなり12000を二回放銃して、今日は厳しいかなと思いましたが自分らしく前向きに攻め続けようと思って頑張りました。最後の親番、聴牌していたけど伏せたことが、もし捲られていたら後悔するなと思いましたが、勝ち切ることができて良かったです!これからも、一つ一つの応援を大事にして、協会を代表するプロになれるよう、頑張りますのでよろしくお願いします。」と喜びを語った。
また、3月末で引退を表明しており、予選A卓で出場して決勝では解説を務めた水城恵利は「今回公式対局に出るのも最後になると思いますが、何年も応援していただき、本当にありがとうございました。これからも沢山いい対局は増えていくと思います。皆様の応援一つ一つが麻雀プロの力になりますので、今後も応援していただければと思います。」と締めくくった。
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