普段気をつけていることとは?
「飲んだら歌わない(笑)。これは必須です。お酒を飲んで歌うのが、喉には一番悪いんです。血行がよくなるので、そのときは声がよく出るんですが、炎症直前の状態で声を出しているので、喉には最悪。また風邪を引いたら、仕事に影響してしまうので、シリーズものの仕事の時にはより体調管理に気をつけています。飲み会では大声を出さないとか(笑)。それでも調子が悪いと感じたときには刺激の強い食べ物を避け、大根を薄切りにしてハチミツにつけたエキスを飲んだりしています。大根のエキスが出てハチミツがさらさらになるんです。また乾燥する冬場は、寝るときには喉を守るためにマスクをして寝ます。慣れちゃえば苦しくはありません」
麻雀キャスターを目指したい人へ
「しゃべる技術云々よりも、対局を見て、その内容を幅広く豊かに受け止め、様々な想像力を働かせていくことが大切だと思います。その人にとっての一打一打の意味をセオリーや定石で判断するのではなく、その人の立場になって考えられるかどうかが大事なのかなと。要はどれだけ想像力を膨らませられるかが勝負です。想像力を膨らませるために普段はよく本を読んでいます。推理小説からエッセイ、犯罪ルポまで、とにかく人間むき出しなのが好きですね(笑)」

座右の銘は?
「座右の銘は毎月変わるんです(笑)。座右の銘というより心がけていることなんですが、今月は『笑顔』。ちなみに先月は『人の話を聞く』。その前の月は『毎晩お風呂で小顔ストレッチをする』(笑)。内面的なものもあれば、具体的な目標もあります」
小林さんにとってマージャンとは?
「私にとって麻雀とは、共通言語です。どんな業界の人とも麻雀の話はできるので、自分の世界を広げてくれるんです。麻雀きっかけでいろんな出会いがあり、今の自分がある。言葉も麻雀も生き物のようで、相手によって対応の仕方が変わったり、時代によって流行り廃りがあったり、正しさの基準も変わってきます。また、言葉に方言があるように、麻雀のルールにもメジャーなもの、ローカルなものもありますし、そういった意味でも似ていると思います」
インタビューを終えて
麻雀キャスターとして、現在もトップランナーたる所以は、制作スタッフからも、そして対局者からも信頼されているからに他ならない。麻雀プロ界の現状や課題を肌で感じているからこそ、内向きではなく、外の世界とどう繋げていけるのかを真摯に考えていると語る小林さん。内に秘めた麻雀愛が、ひりひりと伝わってきた。
文責:福山純生(雀聖アワー) 写真:河下太郎(麻雀王国)
◎のんびりO型日記…(小林未沙のさぼりさぼりブログ)
http://ameblo.jp/kobamisa/
◎小林未沙公式ツイッター
https://twitter.com/kbysms
マージャンで生きる人たち back number
- 第1回 株式会社ウインライト 代表取締役社長 藤本勝寛
あらゆる挑戦は、すべて〝妄想〟から始まる - 第2回 株式会社F・R・C代表取締役 香宗我部真
<作業>が<仕事>に変わった先にあるもの - 第3回 ターナージャパン株式会社 制作部 プロデューサー 上島大右
好きなことを仕事にしようと考えるより、自分の仕事を好きになる努力するほうがいい - 第4回 フリーアナウンサー 土屋和彦
しゃべるのが仕事。しゃべることを取材することも仕事 - 第5回 株式会社セガ・インタラクティブ セガNET麻雀MJディレクター 高畑大輔
「マージャンのおかげでキレなくなりました(笑)」 - 第6回 RTD株式会社 代表取締役 張敏賢
「目指すは、新しいマージャン文化の創造」 - 第7回 漫画家 片山まさゆき
「盆面〈ぼんづら〉がいい人生。仕事も麻雀も。そうありたい」 - 第8回 株式会社アルバン 専務取締役 船越千幸
「奪い合うのではなく、増えるきっかけを生み出す」 - 第9回 健康麻将ガラパゴス創業者 田島智裕
「参加者に喜ばれ、なおかつ社会的意義のあることをやり続けたい」 - 第10回 株式会社日本アミューズメントサービス代表 高橋常幸
「希望が持てる業界を構築し、麻雀で社会を変えたい」 - 第11回 《More》プロデューサー 菊池伸城
「躊躇なく一気にやることで、世界は開ける」 - 第12回 麻雀キャスター 小林未沙
「想像力をどれだけ膨らませられるかが勝負です」 - 第13回 麻雀評論家 梶本琢程
「面白かったら続けたらいい。うまくいかなかったら次を考えたらいい」 - 第14回 麻雀AI開発者 水上直紀
「常識を疑い、固定概念を崩したい。強くなるために」 - 第15回 麻雀観戦記者 鈴木聡一郎
「ニュースがライバル。そう思って書いてます」 - 第16回 株式会社サイバーエージェント AbemaTVカンパニー編成部プロデューサー 塚本泰隆
「決断したことに後悔はしない。麻雀から学んだ思考です」 - 第17回 劇画原作者 来賀友志
「麻雀劇画の基本は〝負けの美学〟だと思っています」 - 第18回 株式会社シグナルトーク代表取締役 栢孝文
「始める、続ける、大きく育てる。愛する麻雀の“弱点”を補うために」 - 第19回 フリーライター 福地誠
「まだ本になったことがない新テーマの本を作りたい」 - 第20回 声優 小山剛志
「もがき、あがき、考える日々。一体いつまで続けられるのか」 - 第21回 映画監督 小沼雄一
「大変だけど、やってみる」 - 第22回 麻雀企画集団 バビロン総帥 馬場裕一
「プロは『人が喜ぶ』」 - 第23回 点牌教室ボランティア 松下満百美
「やってあげてるという意識は無いほうがいい」 - 第24回 フリーアナウンサー 松本圭世
「高校野球中継のスタンド取材が今に生きています」 - 第25回 子供麻雀教室講師 山本健
「好きな言葉は、テンパイ即リー、数打ちゃ当たる!」