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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討  第132回

ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討 第132回

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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第八期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第六節二回戦A卓

▼対局者
多井隆晴
小林剛
Ⓟ木原浩一
ASAPIN

牌譜はこちら

 打リーチで符ハネしない安目ツモでも積み棒と合わせれば3着目を捲ってオーラスになります。しかしオーラスは自分が親なので、僅差で逆転しても親かぶりでもラス落ちがあるとなるとできればもう1翻つけたいところ。ツモは一通を逃す代わりにタンヤオがつき、ツモでドラが使える、ツモで高めイーペーコーに取れる打ダマを選択。

 ツモで単騎の仮テンからタンヤオのくっつき1シャンテン。2巡目という最序盤テンパイならではの二段階変化。これで打点が上がる手変わりは更に増えましたが、手が進む前に西家が1300−2600をツモアガリ。結果的にはアガリ逃しになりましたが、これでも3着目と1300点差が縮まったのだから悪くありません。

 平場であれば高め三色でアガれる可能性を高めるために先切りが有力そうです。三色の打点的メリットが薄いこの局面では受け入れ最大に取る打北としそうでしたが、をポンして役牌後付け傾向の南家がアガってもラス回避。南家に2000点までなら放銃してもよく、一方役無しリーチを打てば1000点放銃以外はラスとなると役無しの受け入れを残すメリットも薄いとみてを先切り。結果的には次巡裏目の引き。この時点では役無し3メンチャンでリーチするのが損とまでは言えず、仮にリーチを打たない方がよいとしてもツモればアガれるのでは残してそうでしたが難しいです。

 くっつきでピンズの二度受けを外す変化も残したいところですが、そもそもが南家に通っていない可能性も結構あり、が他家に鳴かれるようなら自分のアガリ率も下がります。放銃でも横移動でも結果がほぼ変わらないなら、アガリたいからこそ鳴かれやすそうな牌を絞る場合もあります。

 テンパイには取りますが、流石に残り2枚では手変わりをみた方がアガリやすいとみてダマ。

 ツモ、あるいはをそのままツモってしまうのが理想でしたが、ツモでもこれ以上の手変わりは見込みづらいのでリーチ。

 北家もラス目からリーチがかかった以上アガリを阻止すべく役無しリーチを打ちますが、同テンのをツモって4000オール。ラスを回避することができました。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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