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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討  第138回

ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討 第138回

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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第八期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第六節二回戦A卓

▼対局者
多井隆晴
石橋伸洋
Ⓟ木原浩一
ASAPIN

牌譜はこちら

 ホンイツの5ブロックが揃っているので、染め手狙いをぼかす打も考えられます。ツモのメンホンチートイツ1シャンテンを逃すロスはありますが、チートイツをテンパイする前に他家から鳴いた方がよい牌が出ることが多いので打としそうです。

 役役ホンイツの満貫でもトップが盤石になることもあり、跳満以上の可能性よりは後から西家に重ねられるリスクを考慮してを先切り。

 序盤からマンズを切っているとはいえ、マンズホンイツ以外の手役が考えにくい。マンズのスジは大体通り、単騎待ちにしてはドラの出が早いとなると、他家視点からもいずれかのシャンポン待ちであることが読めそうです。もちろんテンパイに取らなければアガれない以上テンパイには取るのですが、染め手が読まれていないうちは比較的不要な染め色の牌を先切り。いずれにせよ染め手と読まれやすいなら、字牌よりも数牌を後まで残していた方が他家に待ちを絞らせにくくする効果があるということは一応押さえておきたいところです。

 ラス目がドラポンのうえ、上位とかなり離れた3着目となればリーチで加点するメリットも薄いので平和のみをダマテン。

 高めイーペーコーになりましたがここでもまだダマテン。

 更に高めリャンペーコーに手変わりしました。大抵は平和のみの時点でリーチするものですが、手変わり以外の諸要素でダマ寄りになるとこのようなケースも少なからずあります。

 しかしドラポンの西家が3フーロ目を入れたので放銃リスクも高まっています。ポン打でソーズはメンツ完成。ラス目でドラトイツとなれば最大限受け入れを増やすところなので、より前に切られた数牌はターツをフォローしない浮き牌と考えられます。

 そのうえが4枚見え、が鳴かれていないとなると、西家の待ち候補として残っているのはくらい。ダマにしていればツモで打としてチートイツテンパイを維持することもできます。

 とはいえ高め跳満ツモとなれば2着目と僅差にまで詰め寄れ、親番が残っているのでまだトップも十分有り得るところ。放銃はを引いた時だけですが、アガリはツモアガリだけでなく西家からの出アガリもあります。ラス回避ではなく、総合優勝こそが目的であることを踏まえると、こうなれば流石にリーチするところでしょう。

 ツモが1個ずれていればでツモアガリでしたが、現実はをつかみ案の定西家に満貫放銃。分かっていても時には勝つ為に抽選に身を委ねなければならないのが麻雀とはいえ悔しい振り込みです。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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