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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討  第163回

ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討 第163回

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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第八期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第十節三回戦

▼対局者
Ⓟ石橋伸洋
ASAPIN
Ⓟ多井隆晴
Ⓟ小林剛

牌譜はこちら

 をチーして純チャン、にくっつけば三色で満貫に届くくっつき1シャンテン。メンツ候補が揃ってないところからでも鳴く形です。

 満貫テンパイですが、既にを切っていてフリテン。をチーする段階でフリテンのリスクを恐れることはないですが、実際にフリテンになった場合は相応の対応が求められます。クイタン傾向の西家はソーズとピンズで3フーロ。残りはマンズ待ちである可能性が高く、マンズが残っているとするならが鳴かれていないことからが候補。実際には西家の仕掛けは何とノーテンでしたが、これならツモれば高いとはいえを止めるところでしょうか。

 ヘッドが無いので形のうえではツモで残しが活きる形。ただこの手牌なら一応マンズ染めをみるに越したことはないとみて切ります。

 リーチすればどこからアガってもオーラストップ目に立てますが、終盤でが待ちとして弱いとみたのもあってかダマを選択。が早めに切られているとなると、そのスジで受けがかぶっているを持たれている可能性が高いことになりますが、実際はは既に山に1枚もありませんでした。どの程度待ちが厳しいとみてダマを選択されたかが気になります。

 西家のハイテイを飛ばす大ミンカン。言われれば当然ですが、予め用意しておかないと反応が難しい仕掛けです。

 1000点で2着、跳満ツモでトップの局面。にくっついても跳満手は難しいので、1000点でよしとしつつあわよくばリーチツモメンホンの跳満ツモを狙う切りを選択。

 雀頭を崩してテンパイを外す打を選択。をポンして良形テンパイが残るのがメリットです。ただと同じく残り4枚で、打ダマでも良形変化が残るとなると個人的には打ダマとしそうでした。

 をチーして出アガリで2着を維持。最終節もこの4人で同卓することになりましたが、天鳳名人戦始まって以来の大接戦。優勝するのは一体誰になるのか。5月10日の最終節がますます見逃せなくなりました。

この記事のライター

ネマタ
現役の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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