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ネマタの天鳳日記 第59回

ネマタの天鳳日記 第59回

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西入してオーラス。30000点を超えるには満貫手が必要です。リーチドラ1でもツモって一発か裏ドラがつけばいいですが、裏ドラ率は3割、一発率は1割というところ。リャンメンをカンチャンにしてもアガリ率は半分以下にはならないので、ツモって一発か裏が必要なリャンメン待ちよりは、ツモれば逆転確定になるカンチャン待ちの方が有利です。

 カンチャンを固定するならリャンメン変化しやすいように打とすることが多いですが、今回はイーペーコーがつけばドラが出ていってもツモれば逆転なので打。ツモでチートイツとの両天秤にもなります。

 逆転手になる受け入れ優先なら、それこそ打とドラシャボを固定する手もありますが、打ならツモで、裏期待でリーチするだけでなく、打とテンパイを外して手変わりをみる手があります。前回の話とも関連しますが、頭頭のリャンメントイツの形から2メンツ見込む変化は見落としやすいです。特に頭頭(ドラ)の場合。コーツができるとドラが出て行く形になり、はドラ表示牌となるとつい先切りしがちですが、4メンツ1雀頭の候補が確定しないうちは、ツモならドラをもう1枚使って2メンツ見込む変化は残しておきたいところです。

2-min

 今回はが残り1枚になりくっつきが弱いとみて即リーチとしましたが、が結構場に高く、放銃さえしなければラスにはならない南家西家相手に降りられなくなるリスクもあるので、それでも打でテンパイを外す方がよかったように思います。「先制テンパイで手変わりが少ない」としても、リーチを打つかどうかはあくまで他の選択との比較であることを意識することの必要性を改めて感じました。

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 裏目は単なる無駄ヅモ…とはなかなか割り切れないものです(笑)

4-min

 トップを逃した挙句、南家にとても綺麗な3倍満をツモられて終了。振らないだけついてましたね(笑)

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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