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ネマタの天鳳日記 第232回

ネマタの天鳳日記 第232回

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 この手を234三色にするには、テンパイする前にを引いたうえに、を引いて更に高めでアガらなければなりません。三色でメンツ候補が揃っている場合はともかく、リャンメンテンパイになる受け入れを狭めたうえで、浮き牌へのくっつきで三色変化を狙う手筋については、一発裏ドラもある現行ルールにおいては古い手筋と言えるでしょう。

 しかし今回はが枯れているのでロスはの2枚のみ。序盤なので仮にテンパイを逃したところでアガリのチャンスは十分残り、を先に引いた場合はが若干出やすくなるというメリットもあります。現状1シャンテンということもあり、第2526回で取り上げた先切りに比べると受け入れを狭めるロスも大きいのですが、これくらいなら先切りに分がありそうです。

 今回は場の情報が少ない序盤ということで気付きやすいですが、いずれにせよ4枚とも見えた牌を確認しておくことはかなり重要です。何故なら、手牌だけを見た場合とは何を切るかが変わる可能性が高く、結果にも影響を与えやすいためです。

 「手牌ばかりではなく場をよく見よ」とはよく言われますが、慣れていないうちにただボンヤリと見るだけでは、重要な情報が何か分からないばかりか、必要以上に情報に振り回されてかえってミスが増える原因にもなります。あらゆる情報を取り入れ、必要十分なだけ打牌判断に取り入れるというのが理想ではありますが、ひとまずは、「たくさん見えた牌だけは確実にチェック」するようにしたいですね。

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 東家の手牌的に先切りが無くてもアガれていたかもしれませんが、が出て裏1の3900のアガリになりました。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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