麻雀プロリーグ「Mリーグ 2018 朝日新聞ファイナルシリーズ」は3月31日に、赤坂ドリブンズ 対 EX風林火山 対 KONAMI麻雀格闘倶楽部 対 渋谷ABEMAS の対戦が行われ、赤坂ドリブンズがトータル594.5ポイントで優勝し、Mリーグ初代王者に輝いた。ドリブンズは賞金5000万円と優勝プレートを獲得。2位の風林火山には2000万円、3位のABEMASには1000万円が授与された。
2位の風林火山に300ポイント差をつけて最終日を迎えたドリブンズは、3連ラスを引いた上で、風林火山に3連勝をされると大逆転となるが、第1試合で亜樹(風林火山)をラスにして村上が2着をキープし、優勝を決定づけた。
熾烈な3位・4位争いは、第1試合で麻雀格闘倶楽部・高宮が大きなトップを取ってABEMASを逆転。
第2試合では、前原(麻雀格闘倶楽部)と白鳥(ABEMAS)の熾烈なトップ争いとなったが、東4局に親の白鳥が爆発。跳満2回を含む6連続アガリで95700点まで加点し、一気に前原を突き放した。
3位・ABEMASと4位・麻雀格闘倶楽部の差はわずかに29.3ポイント。
最終戦は多井(ABEMAS)と寿人(麻雀格闘倶楽部)のドラフト1位対決となったが、東3局1本場に8000(+300)、南2局に12000と加点した多井が、オーラスにハイテイでツモって、たろう(ドリブンズ)を逆転。Mリーグ最終戦をトップで締めくくった。
レギュラーシーズンで個人得点ランキング首位の多井は、ファイナルシリーズでは最終戦開始前で最下位と苦しい闘いが続いたが、シーズン最終戦で一矢報いた。
最終戦を2位で終えたドリブンズはトータル594.5ポイントとして、風林火山に511.5ポイントの大差をつけてMリーグ初代チャンピオンに輝いた。
ドラフト1位としてシーズン通して活躍した園田は、優勝インタビューで「華のまったくないおっさんのチームではありますが、麻雀の内容・強さを見せれればいいなと思ってやってきました。ここで終わりではなく、連覇・3連覇を目指して麻雀の研鑽を積んでいきたいと思います」と締めくくった。
表彰式では、川淵三郎Mリーグ最高顧問より優勝プレートと賞金5000万円が贈呈された。
また個人スコア賞として多井(ABEMAS)、平均打点賞として茅森(フェニックス)4着回避率賞として滝沢和典(風林火山)にメダルが贈呈された。
藤田晋Mリーグチェアマンは、「Mリーグの初年度は大成功に終わったと思う。21名の選手が素晴らしいプレイを見せてくれたことで、麻雀の面白さを知らしめることができたのではないか。子供たちに夢がある世界にしていくために、来シーズン以降もこの熱狂を外の人たちに伝えていきたい」と締めくくった。
来シーズンについては2019年10月から開幕し、できれば開催期間を延ばして選手数も増やし、新規参入のチームも追加したいと話した。
ファイナルシリーズ 最終成績
レギュラーシーズン 個人賞
・個人スコア
1位:多井隆晴(ABEMAS)476.3pt
2位:滝沢和典(EX風林火山)314.8pt
3位:佐々木寿人(麻雀格闘倶楽部)228.3pt
・平均打点
1位:茅森早香(フェニックス)7,873点
2位:鈴木たろう(ドリブンズ)7,638点
3位:滝沢和典(EX風林火山)7,414点
・4着回避率
1位:滝沢和典(風林火山)0.90
2位:二階堂亜樹(風林火山)0.88
3位:多井隆晴(ABEMAS)0.85