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上野あいみプロのたゆまぬ努力 お笑い芸人から女流雀士、そして保育士へ

上野あいみプロのたゆまぬ努力 お笑い芸人から女流雀士、そして保育士へ

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芸人雀士からママさんプロへ、そして今度は保育士兼女流プロ。松竹芸能に所属するお笑い芸人として活動する傍ら、プロ雀士となった上野あいみプロには、初志貫徹という言葉が似合う。小さな舞台に立ち続けて芸を磨き、幾多の苦しい対局を重ねた経験も生かし、4年もの時間をかけて保育士に合格した。次の目標は「麻雀と子育てを両立できる環境づくり」という上野。本記事では、そんな彼女の麻雀人生を紹介する。

目次

上野あいみの基本情報・プロフィールデータ

名前 上野あいみ(うえのあいみ)
異名 ベタオリ・シンデレラ
生年月日 11月27日
職業 麻雀プロ
出身地 千葉県
血液型 O型
趣味・特技 キックボクシング
本人公式SNS

Twitter
Instagram
ブログ

所属団体 日本プロ麻雀連盟
プロ入会年 2010年
主なタイトル 第9期夕刊フジ杯麻雀女王

プロ雀士になる前から勝負事が好きだったという上野は、独身時代にはパチンコ・パチスロが趣味と答えていた。大学時代、友達と初めて足を踏み入れたパチンコ店で、ビギナーズラックを経験したことでハマっていったという。このときはバイトもすぐに辞めてしまうほどの勝ちっぷりだったが、幸運は長くは続かず、再びバイト生活に戻ったというエピソードがある。

経歴

2010年:日本プロ麻雀協会第9期後期生としてデビュー
2015年:第9期夕刊フジ杯麻雀女王

麻雀との出会い・きっかけ

大学生の頃からタレントを目指していた上野は、元相方・大野ひとみさんに誘われてお笑いコンビを結成。ライブ出演を中心に5~6年間活動したものの、無名のコンビにはギャラがほとんど出なかった。アルバイトを掛け持ちする生活を送っていたが、時給が高くシフトも組みやすいという理由から麻雀店での勤務を始めることに。それがきっかけで芸人としてもプラスになると思い、2010年にプロテストを受験して合格し、「二足のわらじ」で活動を始めた。

しかし、コンビはその後解散。タレント活動をしばらく続けたのちに、上野プロは麻雀一本で歩むことを決断する。身軽になって、ファンや来店客と真剣に向き合いたいというのが理由だった。それからは麻雀プロとしての活動に専念するようになり、2015年には念願の初タイトルを獲得。当時は芸人を続けたいという意思があったものの、この決断に後悔はしていない様子だ。

上野あいみの打ち方や雀風

ベタオリ・シンデレラというキャッチフレーズがつけられている上野。実際の上野はオーソドックスな打ち手で、決してベタオリばかりというわけではない。初タイトルに輝いた夕刊フジ杯では、グイグイ押していく積極的な闘牌で、場を完全に支配していた。「ベタオリ」はプロ雀士として不名誉なネーミングにも聞こえるが、本人は「漫画家・片山まさゆき先生が考えてくださったのですよ」と全く意に介していない様子だ。

上野あいみの対局時の様子

夕刊フジ杯争奪第9期麻雀女王決定戦 個人戦決勝 2015/4.22

4半荘で争われるスプリント勝負で、上野が南場での逆転を立て続けに決めた。1回戦は大崎初音プロとのデッドヒートとなったが、オーラスで3面待ちのリーチを一発でツモって、鮮やかな逆転トップ。2回戦では南1局にトップ目から跳満を直撃した。3回戦も南3局ヤミテンできっちり仕留めてトップ目に立ち3連勝。ツキに頼ることなく、好形からのリーチで押し切る堂々の打ちっぷりだった。最終戦も2着のオール連対でタイトルに花を添えた。

第9期麻雀女王に上野あいみ 第9期夕刊フジ杯個人決勝

夕刊フジ杯争奪麻雀女流リーグ2022 東京1組第1節2回戦 2021/6.10

大注目の東京1組による開幕戦の第2戦に登場した上野。2年ぶりの出場に緊張する中で始まった対局は、菅原千瑛プロがアガリを重ねて、盤石の態勢で終盤を迎えた。南3局、ようやく上野にチャンスが訪れる。高目三色のタンヤオ・平和でリーチした後、しっかり高目をツモって4000・8000。一気にトップ目まで浮上した。直後のオーラスに「満塁娘」こと駒田真子プロから特大の一発(四暗刻)が飛び出したが、上野の一撃もインパクト十分だったと言える。

夕刊フジ杯争奪麻雀女流リーグ2020 東京3組第3節2回戦 2019/8.8

1節に3試合が行われるこの大会。1回戦から満貫以上が出ない展開が続き、2回戦も最短の8局で終了。そんな中、上野が場況に応じたクレバーな試合運びを見せた。東1局にリーチ・一発・平和の3900点で先制してリードを奪う。南場に入りノーテン罰符で点棒を削られた上野は、南3局で本領を発揮した。三色も狙える手牌だったが、他家が仕掛けるとすぐにを鳴いて対抗。直後にテンパイ、ロンと速攻を決め、供託2本もしっかり回収した。

上野あいみのSNSでの評価・評判

SNSでは、明るい上野がファンと気さくに交流している様子が伝わってくる。元芸人で保育士試験を受験するなど、様々な話題を提供してくれているのも、ほかの雀士にはない特徴だ。

関西のファンにとって、上野はなかなか見ることのできない存在。それだけに、初対面の感激もひとしおの様子。

人気お笑いコンビの『かまいたち』が、キングオブコントで披露した大好評のネタだが、上野は小学生の時に実践していた。本人も「盛られてますけど事実」と認めている。

夕刊フジ杯争奪麻雀女流リーグ2022の組み合わせが決まり、話題になったのが東京1組のメンバー。上野を含め歴代女王が5人も名を連ねており、ファンも注目しているようだ。

上野あいみのニュース・こぼれ話

挑戦4年、ついに保育士試験に合格

チャレンジを始めてから4年、上野プロが念願だった保育士の資格を手にした。筆記試験に苦しみ続けたが地道な努力を欠かさず、4度目となった2021年前期試験でついに合格。続く実技試験も無事にパスした。上野の周辺の保育環境が充実していないこともあって、出産後も麻雀を打ちに出られない日が続いていた。「それなら私が」と受験を思い立ち、夢を叶えた上野は、ママ雀士が一人でも増えることを願っている。

TikTokの動画撮影に挑戦

上野が、TikTokの動画撮影にチャレンジした。麻雀店のゲストで同番となった大月れみプロがTikTokをインストールしたことから、試しに撮ってみようと誘われた。上野は店に向かう電車の中で、ひたすら小さく振り付けを練習したそう。「難し過ぎぃいいい」とツイートしている割には、息の合った絶妙な動きを見せている。動画はこちらから。

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この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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