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ネマタの戦術本レビュー第438回「現代麻雀最新セオリー 著:雀ゴロK その15」

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第2章No.11

 字牌待ちとはいえドラは簡単に出ないと思いがちですが、それでも数牌のドラに比べれば出やすいこともありドラ待ち有利であることが多いようです。

 これが無スジ数牌のドラ待ちとの比較なら字牌単騎に分があることが多くなります。ツモって跳満になれば大きいという理由で数牌単騎でもドラ待ちを推奨する戦術書も結構ありましたが、ツモって裏ドラが乗れば跳満になるように、ドラ無しチートイツはリーチによる打点上昇の恩恵を受けやすいというのもアガリ率重視の選択が有利になりやすい一因と言えます。

No.12

 赤5単騎の場合はツモっても裏が乗らなければ満貫止まり。無スジの5単騎は悪形待ちの中でも出にくい部類ということもあって字牌単騎に分があります。

 祝儀有りのケースについては、祝儀5000点相当ならNo.3の牌姿でも赤5残し有利であったことをふまえると赤5単騎リーチが有利になることが多いと思われます

No.13

 タンヤオ側がスジ待ちならほぼタンヤオ。タンヤオ側が無スジで字牌側が1枚切れならほぼ字牌。字牌側が生牌なら無スジ28なら互角、無スジ37なら字牌有利というところでしょうか。待ち選択同士であれば字牌単騎有利になるケースもありますが、字牌単騎への手変わりを待つくらいなら無スジでもタンヤオチートイツは即リーチした方がよいと言えます。

 古い戦術書では「中途半端は良くない」という主観のためか、ドラ単騎チートイツについては「ダマでも出にくい」「最終形だから」という理由でリーチが推奨されることが多い一方、タンヤオチートイツに関しては「リーチすると出にくい」「字牌単騎待ちへの手変わりもある」という理由でダマが推奨されることが多かったように思われます。シミュレータによってこのような判断に一定の基準を設けることができるようになったのは麻雀戦術の大きな進歩と言えるでしょう。より細かいデータを知りたいという方はこちらを御参照下さい。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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