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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討  第78回

ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第78回

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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第三節二回戦C卓

▼対局者
私:タケオしゃん
Bさん:トトリ先生19歳
Ⓟ木原浩一
Dさん:コーラ下さい

牌譜はこちら

78_1-min

 北家のリーチに東家もドラ3のカンテンパイ。打点的にもちろん勝負というところですがテンパイ取らずの打。確かにツモで3メンチャンへの手変わり。ツモなら今度は危険牌を切らずにテンパイに取ることができますが、手変わりを待つには手変わりの種類が少ないです。最大限に手変わりを見るならくっつき1シャンテンに受ける打ですが、既にドラ3で打点を上げるメリットが小さいことから先制でも即リーチを打つところ。で放銃する可能性もある以上、この局面ならなおのこと追いかけリーチがよいとみます。

 テンパイに取るならとリャンメンに当たる組合わせが2つありますが、第1打でを切った後で西手出しとなると待ちの可能性は薄い。テンパイ以前にを切っているのでは悪形待ちにも当たりにくいです。一方、以外の待ちに当たる可能性も否定できません。よって今回は打リーチとします。

78_2-min

 次巡ツモ。これなら現物を切ってテンパイに取れるので追いかけリーチ。今回は即リーチに分があったとみますが、手変わりに加えて切る牌の放銃率を考慮して回し打ちが有力になるケース自体はそれなりにありそうです。基本は攻撃と降りですが、攻撃も降りも手段は一つとは限りません。

78_3-min

 一発で出て12000和了。即リーチしていた場合は打でなければ放銃していました。4連形のどちらを切ってテンパイに取るかも頻出事項なので、今回のように一方を切っていれば振り込みを回避できていたケースに出くわすことも珍しくありません。むしろ残った手牌はどちらも同じだからこそ、「他家を考慮したうえでどちらを切るべきか」について慎重に選ぶことを怠らないようにしたいものです。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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