ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
- 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
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第六節一回戦A卓
チートイツ、イーペーコーも残す打もありますが、打ツモのチートイツテンパイより、打ツモでのシャボでリーチが打てる方がよい。ツモならもちろん待ちリーチが打てる打に分があるのでここは打。
ツモで3メンチャンテンパイになる打もありますが、上家が明らかにソーズ一色手傾向となればツモ切りでしょうか。
悪形×2のリーチのみ1シャンテンとなると、ドラ役牌のは切りづらいですが、ツモで打として三色1シャンテンにとる変化もあるのでこの手牌ならを切るよりないところ。再びソーズ染め傾向の上家にを重ねられる前に切る(最初からトイツなら中張牌のから切ってまで染めることは考えにくい)というのもあります。
局面によっては、ツモのタンヤオ三色変化をみて、あるいは他家に追いつかれて放銃するリスクを避けるために悪形のみ手ではリーチを打たないことも考えられます。しかしこの局面においてはのスジになっていて他家にも比較的使われてなさそうなカンで即リーチを打つことこそ、他家の和了による失点を阻止できると言えるのではないでしょうか。
安牌に窮した東家がアンコのを切って1300和了。ダマにしていれば東家や染め狙いの西家が真っ直ぐ進めて大物手を成就させていたかもしれません。