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ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討  第1回

ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討 第1回

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ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第九期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第一節一回戦A卓

▼対局者
Ⓟ醍醐大
Ⓟ木原浩一
小林剛
Ⓟ渋川難波

牌譜はこちら

東3局9巡目 今期初参戦の醍醐プロ。も含め既に4枚見え、目立つ仕掛けをしている渋川プロの現物。平和のみでもダマが妥当なところでしょうか。

11巡目 

渋川プロはチー打。 は9巡目に通りましたし、がシャンポン待ちに当たるとすれば、+頭頭からリャンメンを外したことになります。トイツ落としから単騎待ちもないでしょう。

は単純なリャンメン落としにも見えますが、以外にに代わるメンツ候補を探してみると、落としからチーはからチーのようなパターンではないことが分かるのでソーズは無し。をまたぐリャンメンも考えにくく、が通ったのででもない。だとすると受けがある以上を残しそう…となると候補は、あるいはあと1翻で満貫に届くのでと何かのシャンポンを残したケースくらいでしょうか。それよりはからの切りで待ちであることが多そうです。

12巡目 ドラは通りそうでしたが、ドラが重なってテンパイ復帰の目がある以上、この手の優劣判断は難しいものです。南家の現物狙いでダマ続行。

15巡目 トイツ落としからの空切り。いかにも仕掛けに降りたように見せたことが功を奏したか小林プロより7700をアガることができました。小林プロは残り2枚の1シャンテンで、テンパイしたところで渋川プロの仕掛けに本命のを切ることになります。そうするとダマテンはとても読めないとはいえ、も止めた方がよかったのかもしれません。

南2局3巡目 ピンズで一通が完成すれば染めなくても高打点になりますが、渋川プロのマンズ仕掛けに対応して先にマンズを払います。

5巡目 をスルーしても役牌は出にくそうですが、が出て3900ではラス目のままで打点的に不満ということもあってかくっつき狙いでスルーを選択。

10巡目 渋川プロの最後の手出しがピンズのペンチャン。打の時点でメンツが完成していなければノーテンです。そうでなくてもメンチンテンパイとなれば勝負するところでしょう。

13巡目 打なら待ちになり高めツモ三倍満。一瞬フリテンになってしまわないかと思ってしまいましたが、醍醐プロも同じ勘違いをされていたようです。

14巡目 鳴かれなかった牌を踏まえると、ほぼの二択でしょうか。勝負手なら当たるかどうか五分五分でも勝負という言葉も聞きますし、結果的にはアガリ逃しとなりましたが、本当に五分五分で放銃し、放銃打点が跳満となれば勝負すべきではないでしょう。勇気ある撤退でした。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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