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ネマタの戦術本レビュー第247回 「フリー雀荘で得するのはどっち!? 著:石井一馬その18」

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テーマ21

 本書でも言及されているように、ルールの中でも順位点はとりわけ打牌判断に大きく影響するので、順位点を数字で理解しておくことは極めて大事です。しかし、ルールによって打ち方が変わってくることもあり、特定のルールを想定して書かれることが多い戦術記事においてはあまり取り上げられてこなかった内容でもあります。

 順位点の他に特に数字で理解しておきたいのは、自分の現状の手牌でどの程度逆転が可能かということです。しかし、シャンテン数が進む枚数やアガった時の打点については、ルールを押さえてさえいれば数字で理解することは容易いですが、どの程度逆転が可能かについては、ルールの範疇以上の知識が必要なためか、これについても、麻雀を数字で捉えるという考え方が浸透した昨今でもあまり取り上げられてこなかったように思われます。

4巡目でp117の牌姿だと、メンゼンで進めてリーチしてアガれる確率は約40%というところです。

聴牌時待ち選択・高打点で待ちを狭くするか - とりあえず麻雀研究始めてみました

このうち逆転できるのは、

ツモアガリ(「現麻本」講座43では約50%としましたが、押してくる(出アガリがきく)相手が1人であることが前提。ラスとの点差が不明ですが、少なくともラス目は押すことが多く、満貫ツモで逆転されるトップ目、あがればほぼ2着になれ放銃してもラスとは限らない3着目も押してくる可能性は十分にあるので今回はそれより低いと予想される)

トップ目からの直撃 満貫ツモで逆転されるトップ目なので、ある程度は押すことも期待できる。

全員が押してくる仮定なら、ツモ率約25%、直撃率25%で合計して50%。トップは完全に降り、下位2位が押してくる仮定ならツモ率約33%。今回はトップ目が押す可能性も、下位者が降りる可能性もまずまずあるので、ツモ率と直撃率を合わせて40%はあると予想します。

3位か4位からの出アガリ裏2 裏ドラ、またはであがって裏ドラが。任意の牌が裏ドラになる確率が1/34なので2.5/34とすると7〜8%程度。

3位か4位からの出アガリで一発、裏1、赤のいずれか2つ 2人とも一発目に押すとすると一発率約4/34、裏1率約8.5/34、も他のと同程度に出アガリ、ツモアガリできる仮定で1/8。一発、赤率は低めに見積もってそれぞれ10%、25%、10%として6%程度。

 合計するとアガった時に逆転できる確率は50%以上にはなりそうです。40%でアガれる手が50%の確率で逆転手とすると逆転率は20%です。

 25000点30000返し。ウマ1−3であれば、2着からトップになると+40000、2着から3着になると−20000。鳴いて2着確定のテンパイにとった場合に必ず2着を維持できるとしても、スルーしてアガれない60%のうち2/3(40%)以上も3着に落ちるとは考えにくいですから、ここでは鳴ける牌が出てもまだスルーがよいでしょう。結構な差でスルー有利になるので、終盤までは逆転手を目指すことになりそうです。

 長々と書きましたが、基本的にツモアガリで条件を満たすなら見逃しを考慮しなくても逆転率は50%以上になりますし、不確定要素2つ条件でも逆転率は20%程度になります。ウマや祝儀比率でどのように判断が変わるかについても、これまで取り上げてきたような方法で求めることが可能です。実戦中に計算するのはかなり困難なので、予め自分が普段打っているルールにおける基準を用意しておきたいですね。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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