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ネマタの戦術本レビュー第522回「片山まさゆきの楽勝麻雀 著:片山まさゆき  その2」

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Q2

 リーチ

 悪形1300リーチの是非についてもよく議論されます。個人的には、「今回のケースはリーチすべき。しかし頻繁に悪形1300リーチになる打ち手については、手組の手順や場況の把握について問題点を抱えている可能性が高い」と考えます。

 例えば手変わりについて。8巡目に先制悪形1300リーチをした場合の局収支は約−100点(『統計学のマージャン戦術』より)。0点を下回るとはいえ、役無しダマからリーチが来たら降りる選択肢よりは有利であることが多いのですが、手変わりがあるケースについてまでは考慮されていません。テンパイ時点では手変わりがさほどなくても、1シャンテンやそれ以前の時点では悪形1300よりもよい手になる変化がそれなりにあることは珍しくありません。

 もしくは場況について。「悪形でもリーチ」と言っても、ターツ選択や浮き牌選択の段階で、「場況から悪形が残っても比較的アガリやすそうな牌を残す」こと自体は重要です。「とにかく先手を取ってリーチを打つ」ことばかりに気が向いていると、手変わりだけでなく場況の良し悪しも見落としがちになります。

 もう一つは、「先制」という判断の正確さについて。悪形1300でリーチしたとして、次巡に必ず追いかけリーチが入ると仮定すると、流石に即リーチよりはダマから降りを選んだ方が有利になるようです。(参考:「とりあえず麻雀研究始めてみました」より「先制リーチのみが即追っかけられた時の期待値的感覚」

 もちろん、「次巡必ず追いかけリーチが入る」というのはかなり極端な仮定ですが、すぐにでも他家テンパイが入ることを高い精度で予想できるのであれば、リーチを打たない方がよいこともそれなりにあるのではないでしょうか。

 それを踏まえたうえで今回のケースを見ると、手変わりがあまりなく、ペンの場況も悪くなく、巡目が早くて他家の手牌進行が特別早いとも言えません。他家の大物手とぶつかりたくないという感覚も分かりますが、相手のリーチの待ちや打点が分かるわけではない以上、「大物手が狙える程度のアガリが遠い手」からリーチを無視するのはただ損をするだけです。自分のアガリの可能性が最も高くなる選択をしてこそ、他家の大物手を阻止できる可能性も増えるのではないでしょうか。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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