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ネマタの戦術本レビュー第598回「多井熱 著:多井隆晴  その1」

ネマタの戦術本レビュー第598回「多井熱 著:多井隆晴 その1」

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 麻雀はたまに打つ程度の人であれば、「好きこそものの上手なれ」と言うように、まずは自分に合った好みの打ち筋を身につけることも大事だと思います。しかし、「強くなるにはどうすればいいか」という質問が出る程度には麻雀を打つ事が日課になっている人にとっては、苦手なことに我慢して取り組む必要があるでしょう。苦手ということは、それだけ伸びしろがあるということでもあります。

 とはいえ、実戦で無理に打ち方を変えようとしてもなかなか上手くいくものではなく、かえって逆効果にもなります。麻雀が嫌になって実戦から遠ざかるようではそれこそ本末転倒です。座学では苦手分野中心、実戦では得意分野に労力を使うというスタイルが望ましいのではないでしょうか。

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 将棋であれば得意戦法でも個性を出すことができますが、与えられた手牌で戦う必要がある麻雀では、打ち手の個性を発揮したうえで勝つというのかなかなか難しいものです。将棋棋士の個性もファンからは概ね好意的に見られているので、麻雀プロが対局外のことで個性を全面的に押し出しても悪くないと思います。

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 私がプロ雀士になって公開対局を打つとするなら、法衣を身にまとい、和了しても放銃しても念仏を称える系雀士として活動することになるのでしょうか。流石に、「個性をつければいいってもんじゃない」と怒られそうですが(笑) 

 余談ですが、「私の先生に麻雀を打っていて他家に振り込んだ時に、『南無阿弥陀仏』と言う人がいる」という話は聞いたことがあります。流石に法衣は身に着けてなかったと思いますが(笑)

本記事に関するご紹介

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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