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ネマタの戦術本レビュー第1110回「『令和の麻雀最新理論』編 その2 著:土井泰昭」

ネマタの戦術本レビュー第1110回「『令和の麻雀最新理論』編 その2 著:土井泰昭」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるものを取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

第1章 序盤の手順と手筋

令和麻雀の序盤①

「第一打ダブ切り」は『科学する麻雀』や『最強デジタル麻雀』でも触れられていますが、あくまで「価値が同程度なら他家にとって価値の高い牌から切る」の一例として取り上げられているに過ぎません。

しかし、言葉というものは何かと独り歩きしやすいもの。インパクトの強さからか、何が何でも第一打に切るものと誤解される場合もありました。15ページの手牌は5ブロック揃っていますが1メンツもなく、役牌を重ねて1翻つくことは十分メリットになるので客風よりは残します。

問題は15ページの手牌よりメンゼンでテンパイしやすく、役牌と複合しない平和、タンヤオが狙いやすいが、役牌を不要とまで言い切れるほど手役が確定しているわけではない場合。このような手牌では、ダブ東と他の役牌の間に、客風や利用価値の低い19牌を切る手順も考えられます。拙著『勝つための現代麻雀技術論』では、システム化が難しいという理由で、役牌を不要とまでは言い切れない手牌については、客風→ダブ東→三元牌→自風牌で統一しました。しかし細かい差であるため、親に鳴かれた時に2翻つくという要素の方が大きい可能性も十分ある以上、最近ではさほどシステム化にこだわらず、ダブ東に限り先切りする頻度も増えました。

本書で言うところの「単に価値の低い牌」とは、シャンテンが進む有効牌が少ないの意味で用いられているようですが、「価値」と呼ぶ以上、打点も踏まえて判断してしかるべきでしょう。特に序盤は多少受け入れを狭めたところでアガリ率に差が出ることは少ないので、なおのこと打点を考慮します。p17B、Cは切りこそが「普遍」の打牌でありましょう。

前回「初期デジタル」は打点を軽視する傾向があったと申しました。その理由は、「手が進む牌の枚数は単に数えればよいので最も定量化しやすい」「定量化を意識するあまり、定量化されていない要素を無意識のうちに軽視してしまう」ことにあったのではないかと考えます。人間の直感はあてにならないと言いますが、麻雀にある程度慣れるうちに、定量化しにくい要素も「何となく」とはいえ評価できるようになるものです。

 麻雀は数理のゲームではありますが、数学的知識が全く無くても実力者になることができるゲームです。逆に言えば、定量化が苦手であれば無理に定量的判断をするくらいなら直感にまかせた方がまだ有利な打牌を選びやすいということです。扱いやすい数字に囚われやすい人ほど、その傾向が強いということを踏まえたうえで、麻雀の数理的側面に向き合っていただければ幸いです。

 

 

 

 

令和の麻雀最新理論

最新の麻雀戦術に乗り遅れるな!

「一時期、デジタル時代に昔の戦術論でシステムにそぐわないものは排除されてきました。『捨牌は読まない』がその典型かと思われますが、それ以外にもメンゼンの大切さなども軽視されていたと思います。
ところが最近の戦術論ではそんな昔の戦術論が見直され、さらに改良されて発表されました。これこそが新時代の理論であり、私は本書でそれをまとめる意味でも、仮定や分析を交えながら展開したいと思います」(まえがきより)

たとえば、昭和は打点重視、平成は効率重視の打ち方が流行しましたが、現在は「一定の打点を確保した上での効率重視」という、ハイブリッドな打ち筋が登場し脚光を浴びつつあります。

本書ではまず、このような昭和でも、平成でもない令和の麻雀戦術について、ユーモアを交えながら解説します。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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