オーストラリアで行われる麻雀大会「麻雀マスターズチャンピオンシップシリーズ」が明日4月21日から開催され、日本からも多井隆晴プロ、鈴木たろうプロら日本人選手が参加します。
麻雀ウォッチからも私中村が選手兼取材で参加する事になりましたので、オーストラリアの麻雀や大会についてレポートをお届けしたいと思います。
麻雀マスターズチャンピオンシップシリーズとは?
まず、この大会について。
麻雀マスターズチャンピオンシップシリーズは、麻雀オーストラリアという団体が主催する賞金総額150,000豪ドル(1200万円相当)の麻雀大会です。
計4日間、3種類のルールで複数の大会が開催され、中でも「麻雀オーストラリア公式ルール」で行われる麻雀マスターズが最大規模のメインイベントとなっています。
大会詳細はこちら
オーストラリアで麻雀が普及している事に驚く方も多いですが、現地では中国系の方を中心に多くのプレーヤーがおり、毎週のようにカジノ等でイベントが行われています。
この大会は、それらの小規模な競技会で好成績を残した人たちが多く出場する大会なのです。
3種のルールと共通点
今大会は、「麻雀オーストラリア公式ルール」「バイダ麻雀」「AML」という3種類のルールで複数のイベント(大会)が行われます。
例えば大会1日目(4/21)にはメインイベントにバイダ麻雀が、サイドイベントにAMLルールの麻雀が行われます。
メインイベントが全3ラウンド中2ラウンド終えたところで下位の足切りが行われるため、その人たちが楽しめるようサイドイベントが設定されているという訳です。
それぞれのルールはまた別の機会に紹介しますが、以下が共通点となっています。
- 1ラウンド=1荘
- ウマオカはなく、参加者全員の素点合計を比べ順位を決める
- リーチ・一発・ドラなし
- 喰い下がりなし
- 喰い替えあり
- 同巡内フリテン以外のフリテンなし
- 同巡内でも役が異なる方が出ればフリテンではない
- 連荘なし
- 親、子で和了得点が変わらない
- 同時アガリは頭ハネ
1ラウンド16局という決まったスパンで局収支を最重視して打つことが求めらます。また、鳴きのデメリットが少なく、リーチもないので鳴き手が主体になりそうです。
※詳しいルールはこちら
今回の出場プロ
日本人選手は麻雀豆腐さんを通じて参加が可能で、プロ・アマチュアを問わず様々な参加者がいます。
今回の出場プロは次の通り
- 多井隆晴(RMU/渋谷ABEMAS)
- 白田みお(RMU)
- だてあずみ。(RMU)
- 鈴木たろう(日本プロ麻雀協会/赤坂ドリブンズ)
- 小倉孝(日本プロ麻雀協会)
- 桐山のりゆき(日本プロ麻雀協会)
- 鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)
- 大澤ふみな(最高位戦日本プロ麻雀協会)
- 小渕佑子(最高位戦日本プロ麻雀協会・麻雀豆腐)
- 福田大志(最高位戦)
- 津田岳宏(最高位戦)
また、RTD代表かつMリーグ審判の張敏賢さん、元最高位戦所属で数々の麻雀番組で実況を務める小林未沙さんも出場します。
鈴木聡一郎プロは2016年3位、2017年4位という成績を残しており、今年こそは優勝という期待がかかります。他の注目選手は、やはりMリーガーの多井プロ、たろうプロでしょうか。
大会初日となる明日はバイダ麻雀というゲームがメインイベントとなりますので、そのレポートをお届けします。
お楽しみに!