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ネマタの戦術本レビュー第561回「麻雀AI戦術 著:水上直紀  その1」

ネマタの戦術本レビュー第561回「麻雀AI戦術 著:水上直紀 その1」

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Q1

  『統計学のマージャン戦術』によると、5巡目で子の先制平和ドラ1リーチの局収支が1900点、ダマが600点。この差が東1原点なら平均順位0.07相当と押さえておくと、局収支が順位にどの程度影響を与えているのかが分かりやすくなり、以降の問題でも参考になると思います。

Q2

 Q1と比べると巡目が深く、打点上昇効率が低いとはいえリーチとダマの平均順位差は0.05。リーチの優位性がQ1と比べてもあまり差がつかないのは親であるからと思われます。『統計学のマージャン戦術』によると、12巡目で子の先制平和リーチとダマの局収支差が600点。Q1で局収支差1300点が平均順位0.07相当だったので、親は打点が子の1.5倍であることから子の場合は2/3して平均順位差は0.035程度と考えてもよさそうです。

 リーチしても和了率があまり下がらないだけでなく、放銃率がほとんど変わらず、流局率が結構上がっていることも押さえておきましょう。いわゆる「足止め効果」です。流局でも加点されるので、「先制平和のみ」をダマにするのは、ダマが有力と言えるだけの相応の条件が必要であると言えそうです。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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