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第199回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

第199回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

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ネマタの雀魂日記とは
  • 『ネマタの雀魂日記』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによるネット麻雀「雀魂」で魂天位を目指すコラムです。
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雀愉リーグ最終戦。「赤阪ドンブリズ」リーダーとして最後の試合に臨みました。

最終戦までのトータルポイント。順位点は△45-△5-▲15-▲35。ご覧の通り優勝の目は事実上ありませんが、チーム戦なのでチームの順位上昇を目指します。4位との差は−123.5。つまり4位のチームをラスにしたうえで、43500点以上差をつけてトップを取ることが条件。これでもかなり厳しいですが、やれるだけやってみることにしましょう。

雀魂牌譜

東1局

対門がターゲットの総合4位のチームです。リャンメンカンチャンの形が分からなかった時期が私にもありました。今回はでテンパイしなくなることは承知のうえで打を残すことでタンピンと567三色両方の変化を残せます。通常の対局でもそうしてそうですが、ダントツになることが必須なのでなおのこと高打点への変化を優先しました。

東2局1本場

ピンズが場にかなり高い、そしては誰も使ってなさそうで誰からでも出そう。単騎に受けてみました。

同じ亜リャンメンでもは他家からの出アガリもまずまず狙えそうなので待ち替えして対門から直撃。まだ僅差ですが順位の並びができました。

東2局5本場

運良くひたすらアガれる展開が続き、点差条件はクリアできそうなところに序盤でいきなりホンイツチートイツ1シャンテン。当然を切るところですが、この時私は対門とのトップラスを維持することにこだわっていました。ホンイツチートイツならリーチで跳満以上ですが、対門以外から出アガリすると対門をラスにするのが難しくなってしまいます。赤入りリャンメンをいきなり切り飛ばすことで異様な河になることを嫌ったのもあり1枚切れ打を選択。メンツ手のホンイツになった時に対門から直撃しやすいように、ソーズを先切りしつつ手広い待ちを残すことを意識しました。

しかしトップラスの43500点差以上ということは、トップ3着の63500点差以上でもよいということ。対門以外から跳満を直撃する展開になれば後者を狙えば良いだけでしたね。普段の段位戦(ラスのマイナスが大きくトビ終了有り)ではまず起こりえない状況だったので後者の条件を失念していました。

三門張なら見逃す余裕はありそう。対門のラスを維持すべく見逃しました。結果的には自力でをツモって5連続和了。

東2局7本場

6本場で跳満をツモって点数状況はほぼクリア確定。後は順位の並びを崩さず対局を終わらせることができるかどうか。7本場もテンパイするも上家に放銃。上家に放銃する分には対門のラス率が上がるので問題ないですが、ここまで来たら「八連荘」をやってみたかったですね。

南1局

対門への放銃は避けたいのでここで降りましたが、結果は対門が下家から出アガリして2着浮上。雲行きが怪しくなってきました。

南4局

オーラス。対門に3900以上を直撃すれば条件クリア。チーで条件を満たすテンパイが入りました。対門は親で連荘していけばチームの順位上昇が十分狙えるので、役牌持ちが見え見えとはいえ手が入れば切ってくれるでしょう。よりにもよって自分でツモってしまいました。直撃が取れなくなってしまいましたが、ホンイツ移行からの倍満ツモ親被りで対門をラスにできる可能性があるので切り。結果は対門のリーチ宣言牌で上家がアガって終了。条件達成なりませんでした。大会形式ならではの厳しい勝負が続きましたが、気を許したメンバー同士の対局は楽しいものですね。それではまた次回……

実は最後の最後に壮絶にやらかしをしでかしてました。をツモったところで適当にから切っていますが、を切っていることに留意してを切っていれば、手牌に残っているをツモったところで打としてフリテン解消のカンテンパイ。そうすれば対門のリーチ宣言牌をとらえて…と思いきや雀愉リーグはダブロン無し。上家の頭ハネで結果は変わってませんでしたが、それならもう少し魅せ場を作れていましたね。

 

雀魂 について


オンラインで全国のプレイヤーとリアルタイムに対戦できる麻雀ゲームです。
全世界のプレイヤーと対戦を行うことができる「段位戦」、チャットを送れる友人と好きなルールで対戦できる「友人戦」、プレイヤー同士で開催/参加できる「大会戦」など様々な対戦スタイルにより、麻雀の初心者から上級者まで幅広くお楽しみいただけます。
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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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