ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
- 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
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第三節四回戦C卓
▼対局者
私:タケオしゃん
Bさん:就活生@川村軍団
Cさん:福地誠
Ⓟ小林剛
234三色もありますが、1メンツもなく役牌トイツがあるのでアガれるとしたら大半は鳴き手。あえてマンズカンチャンから外すのは打としてもすぐにを引かない限りはホンイツ狙いでカンチャンを落とすことになるので、やツモなどホンイツを狙わないツモの多さを優先してのものでしょうか。
の受け入れよりはツモからのタンヤオ、567、678三色変化狙い。
こうなれば打で1シャンテンに取りそうですが、先にシュンツが完成してテンパイを逃してもリーチのみなら、メンタンピンが狙える雀頭無し1シャンテンでも悪くないとみての打。雀頭を崩してまでシャンテン戻しをすることはあまりないですが、今回は有力そうです。
二度受けリャンメンのどちらを落とすか。2枚切れなので『現代麻雀最新セオリー』的には打ですが、は全員に使われてなさそうなのもあり端寄りの残し。ツモの場合は打の方がよいですが、中盤となるとが南家の現物(テンパイ時の-待ちの危険度も若干上がる)ということもあり打でしょうか。
再度をツモったところで今度は打。手出しでと並べてリーチなら待ちは読まれにくい。手牌が同じでも、河の牌がたった1枚変わるだけで切る牌が変わる。意識してなければなかなか選べない一打です。
結果的にはテンパイ逃しが続きましたが一発和了。南家は2件リーチに追われ、ツモったばかりのが共通安牌であることを見落としてしまい痛い失点となりました。