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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討  第146回

ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第146回

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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第五節三回戦C卓

▼対局者
Ⓟ中嶋隼也
Bさん:コーラ下さい
Cさん:トトリ先生19歳
小林剛

牌譜はこちら

 146-1-min

 の形は語呂合わせで西ヨーロッパとも呼ばれ、1枚切ってもリャンカンが残り、リャンメン変化も無いことから通常のカンチャンより劣ることが多い牌姿です。を浮き牌として残しても純粋なリャンメンはできませんが、ツモで多メンチャンの形が残るので、をツモってカンのテンパイを逃した場合もそれなりのくっつき1シャンテンと考えれば、ここは1シャンテンに取らない打がよさそうです。

146-2-min

 前の画像で打としても次巡もは中ぶくれ形ができるので打としそうですが、1シャンテン取りにこだわっていればアガれませんでした。

146-3-min

 配牌で三元牌が5枚もある役満チャンス。ホンイツ役役の満貫もあるのでひとまずピンズのカンチャン落とし。

146-4-min

 ポンでを切るかと思いきやリャンメンを崩す打。個人的にはをツモるようなら小三元のテンパイでもよいので、あえてリャンメンから外すことはないとみました。

146-5-min

 次巡が重なり打、そしても重なってポン。大三元テンパイです。

 こうなればあえてリャンメンから外した意図が見えてきます。もしのリャンメンを残していればここでのテンパイ打牌は。トイトイに受けているとすれば、と何かのシャンポンが読まれやすくなります。

 一方こうなればはいずれにせよ出ないとしても、他家視点からみてをトイツで持っているとは考えにくい。ベタオリしている相手からはともかく、テンパイが入った他家ならが出ることも期待できます。が出ても跳満の手。鳴き手でどうしてもアガリたい手だからこそ、時には河を作ることも必要になるのです。

146-6-min

 でダマ7700をテンパイしている東家がここでツモ。対門にが通せるかどうか。カンだとすればは雀頭)から打単騎とするならから2枚切れのを残して打ポン打。多少は河を作ってくる可能性があるとはいえ、流石に手順として不自然です。ペンは一応あるとはいえ3枚見え、あるとすればと何かのシャンポン。トイトイという役がある以上シャンポン以外の待ちになっていることは考えにくそうです。

 もしシャンポン待ちとするなら候補は何かとなりますが、3枚以上見えている牌やポンされなかった牌を候補から除外していくと、実は候補がかなり限られます。1枚も見えていないのはですが、もしそこが待ちだとするなら、果たしていきなりと切っていくものだろうかという話になります。

 そのあたりの待ちではないとすると、受け入れを狭めずに残せるのはのトイツくらい。そうなると本当に役満をテンパイしている確率も珍しくなさそうです。安全策の打でも単騎のチートイツドラドラテンパイに取れるとなると、流石には止めるところでしょうか。

146-7-min

 もし西家のテンパイ打牌がであれば、は振っても8000止まりで放銃の可能性自体も低い。問題なくを切ってこので3900オール。トップを盤石なものにしていたことでしょう。ここでもあえてリャンメンを落とすが活きました。

146-8-min

 は2枚とも山生きでしたが結果は流局。もしこれでをツモアガっていればまさに伝説の一局でした。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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