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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討  第20回

ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討 第20回

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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第八期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第二節二回戦C卓

▼対局者
多井隆晴
おじさん
石橋伸洋
Ⓢ福地誠

牌譜はこちら

 1メンツも無い手ですがソーズで3ブロック。染め手をみてよりや字牌を残します。

 しかしドラが2枚あるので染めなくても高打点が見込めます。を引くようならカンが残っている方がよいのでここでは染め手に決めずにカンチャンを残します。

 前巡はよりダブ重なりをみて打としたところツモ。一見ツモ切りそうですが、を残すことでタンヤオ受けができます。シャンテンを進めるツモで手役をつけられるという点で、にくっついた際はが残っている方が有利です。

 フリテン受けを残しつつ6ブロックに受けるのは違和感がありますが、チーかツモならタンヤオに移行する手もあります。をポンした時はが残っている方が受けが広いですが、その場合も代わりに親の現物を残したと考えれば悪くありません。

 を払ってツモでも1シャンテンに取れます。生牌の白は既に仕掛けづらそうで、ツモならが残っていた方がツモもあるのでむしろテンパイしやすいとなるとこちらは染め手に決めそうです。

 2人から仕掛けが入りますが、先手を取ったのは家。一度ペンチャンをかぶりましたがでリーチが入ります。

 ドラ2とはいえ悪形残り1シャンテン。は仕掛けにも危険ですが、仕掛けはまだテンパイしていないケースも十分想定でき、北家のリーチは待ちが絞りづらい。親ならまだ勝負するところでしょうか。南家はをポンしても狭い1シャンテンのうえ危険牌を通していく必要がある以上スルー。

 ダマ出アガリ30符3翻。終盤でドラ勝負となると、リーチの現物待ちとはいえダマは十分想定されるところなのでリーチしそうでしたがダマテンに受けます。
 これを南家がポンしてかなり苦しい形とはいえ倍満テンパイ。1件リーチだけならリーチが得とみましたが、確かにこのドラ切りで下家に高打点テンパイが入り、次巡以降下家の当たり牌を引く可能性もあるので、巡目が深いならそのリスクも踏まえたうえでダマにした方がよいのかもしれません。

 結果的には2巡後をツモって2600オール。リードを広げました。

この記事のライター

ネマタ
現役の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。1984年佐賀県生まれ。東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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