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ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討  第68回

ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討 第68回

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ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第九期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第六節三回戦B卓

▼対局者

Ⓟ中嶋隼也
お知らせ
タケオしゃん
就活生@川村軍団

牌譜はこちら

東1局

ならチートイツ1シャンテンに取れますが、打ならポンで上家から鳴きやすい受けが残るのがメリット。ただし上家にが入った場合は仕掛けが期待しづらいのもありどちらかと言えば1シャンテンに取りそうでした。

東2局

手牌だけならドラ勝負でもよさそうですが、が薄く待ちも結構絞れています。も通りやすいので回し打ちを選択。

でアガれば満貫の手を張り返しましたが、を引いて5200放銃。判断が正しくても結果に結びつかないことも多々あるのも麻雀です。

東3局1本場

ツモでもシャンテン変わらず。ポンしてトイトイ1シャンテンになった時に待ちを読まれにくくする狙いで先にを切ります。

ポンテンで出アガリ5200、ツモって満貫となれば親リーチ相手でも十分押せる手ですが、が通ったということは、スルーして危険牌を押さずにテンパイに取れるようになったということでもあります。万一の役満まであるとなると難しいところでしょうか。

2枚目もスルーを選択。4枚見えでの放銃率が若干低下、四暗刻の目も無くなったということで、1枚目はスルーしても2枚目は鳴いてそうです。

南3局

タンヤオがつかないメンツ候補よりはタンヤオがつく浮き牌ですが、マンズが良形に変化した場合はを雀頭として残しておいた方がよい形。くらいは先に切ってしまいそうです。

先制テンパイでも良形変化を期待してダマにする手なら、後手でもめくり合いの勝率を高めるためにダマに受けます。

対門のアガリ牌を抑えて跳満のツモアガリ、最高の結果になりました。

南4局

をチーして2着でもよしの手組を取りますが、ダブホンイツに役牌、チャンタ、ドラのどれか2つをつかてツモればトップ。親の手が遅そうで、連荘も積極的には狙わない可能性が高いことを踏まえると、この手ならトップ逆転を狙ってから落としそうでした。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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