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ネマタの麻雀クイズ王 第9回

ネマタの麻雀クイズ王 第9回

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今回は少し趣向を変えて「多答クイズ」。単に知識量を問うだけでなく、いかに他人と解答を合わせるか、逆にいかに他人と解答をかぶらせないかを競うこともできるので、皆で楽しく遊ぶにもってこいのクイズ形式です。皆様はいくつくらい思いついたでしょうか。それでは正解を「あいうえお順」で発表していきます。

①安牌(あんぱい) 安全牌のこと。切っても他家に振り込まない牌のこと。転じて安全な選択という意味で麻雀以外でも使われます。

②傷牌(がんぱい) 傷がついてしまった牌。あるいは傷によってどの牌かを判別するイカサマのこと。言葉は思いついても漢字が分からなかった方も多いかもしれません。

③懸牌(けんぱい) 懸賞牌。ドラのことです。地方ではドラのことを「懸賞牌」「芸者」とも呼ばれることがあったそうですが、今ではすっかり使わなくなった言葉です。

④生牌(しょんぱい) 場に1枚も見えてない牌のこと。初牌でも同じ意味ですが、初牌は「しょはい」と読みます。

⑤心牌(しんぱい) 心張牌。5の数牌のことです。

⑥洗牌(せんぱい) 牌を混ぜる行為は洗牌(しーはい)と呼びますが、麻雀牌を拭いて綺麗にする行為を指すときは洗牌(せんぱい)と呼びます。同じ漢字でも2つの意味があるんですね。

⑦尖牌(せんぱい) 尖張牌。3と7の数牌のことです。

⑧攤牌(たんぱい) 手牌を倒して他家に見せること。なかなか使うことのない麻雀用語ですが、今年の最高位戦の試験で読みを聞かれる問題が出題されました。実は今回のクイズを出題するきっかけはこの問題。単に言葉の意味を聞く問題は既に「麻雀ウォッチ」内で出題されていたので、どうにかして使えないかと考えた末に今回の多答クイズを思いつきました。

⑨筋牌(ちんぱい) 147、258、369のスジのこと。中国語読みなら「ちんぱい」。ほぼスジ牌と呼ばれるのは、スジの概念が重要になるフリテンに関するルールが日本麻雀独自のものだからでしょうか。「ちんぱい」表記が見られたのは筋牌刻(147、258、369の組み合わせで刻子を3つ作るローカル役)の紹介だけだったのでここで含めてよいかは少し怪しいですね。

⑩聴牌(てんぱい) あと1枚でアガリになる状態のことです。転じて「準備が整う」の意味で麻雀以外でも使われますが、現在「テンパる」と言えば「切羽詰まって余裕が無い」という逆の意味。麻雀でテンパイするとアガリ牌が出ないかどうか気になってついソワソワしてしまう人の様子から、そのように意味が転じていったのかもしれませんね。

⑪天牌(てんぱい) 実は「てんぱい」がもう一つあります。麻雀漫画のタイトルでもありますが、本来は「親の第一ツモ」。親の第一ツモでアガるから、天和と呼ぶのです。

⑫病牌(びんぱい) 他家のアガリ牌。もしくは他家のアガリ牌と思われる危険牌のことです。

⑬翻(飜)牌(ふぁんぱい) 場風牌、自風牌、三元牌。刻子になると役がつく牌の総称です。飜は翻の異体字。麻雀用語としては同じ意味なので一つとして数えます。

⑭風牌(ふぉんぱい) のこと。日本語で「かぜはい」と読むことが多いので気付けなかった人も多いかもしれません。

⑮荒牌(ほわんぱい) (途中流局以外の)流局のこと。これも日本語で「こうはい」と読むことが多いのでなかなか気付けませんね。実はこの記事を書いている最中に思いつきました(笑)

⑯零牌(りんぱい) 4枚目の牌、ラス牌のことです。

⑰栄牌(ろんぱい) アガリ牌のうちロンアガリであるもののことです。言葉はすぐ思いついても漢字が分かったでしょうか。

⑱王牌(わんぱい) 各局の配牌時に、牌山の最後に残す2段7列の14枚の牌のことです。

雀牌(じゃんぱい)、隣牌(りんぱい)という解答もいただきました。雀牌は麻雀牌の省略形。麻雀牌そのものを指す言葉を麻雀用語として含めてよいかが難しいところ。隣牌はそのまま隣の牌。麻雀用語というよりは単に2つの単語が複合してできた熟語とみなすのが適切と言えそうです。麻雀用語としての登録例も見られなかったので今回は含まないものとしましたが、両者を含めても20個。四択問題としては16〜20個を想定解といたします。

解答者が100人以上居る中、「16〜20個」を選ばれたのは僅か2人。自力で思いつけた方はかなりの麻雀通とお見受けします。もし「21個以上」を選ばれた方の中で、ここに登場していないものを御存知の方がいらっしゃいましたら是非ともお知らせ下さい。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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