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ネマタの戦術本レビュー第401回「ゼロ秒思考の麻雀 著:ZERO その11」

ネマタの戦術本レビュー第401回「ゼロ秒思考の麻雀 著:ZERO その11」

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  これくらいなら純粋にアガリを目指すうえでもホンイツ狙いがよさそうです。この前の段階で字牌があるならそれも残して手を進めます。 
 ブラフの3条件が挙げられていますが、それぞれ理由をつけるなら、スルーしていれば結構アガリやすい手をブラフにしない…条件1 高い手が入っている他家に降りきれなくなるのは避ける…条件2 安手で早い相手を降ろして高い手の他家が間に合う展開は避ける…条件3 となるでしょうか。

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 85ページの段階なら、純粋にアガリを目指すうえでもドラをポンして、手役絡みの浮き牌は優先的に残すのがよいとみます。86ページの手牌のように手役絡みのメンツ候補が出来たのであれば、を抱えてを落とすか、をスルーすべきか判断が難しいところです。既に他家が降り気味に打っているようなら、手役が限定される打牌、鳴きを控えてもが出やすくなるとは言えず、手牌構成を読まれて押し返される可能性も低いことから最大限にアガリを目指す方がよいとみます。

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  http://chirn.blog129.fc2.com/blog-entry-54.html  鳴きをカテゴリ分けして、どのような手牌、局面でどのような鳴きを入れた方がよいかを大まかでよいので押さえておくことをお勧めします。
 カテゴリ分けが出来ていないと、実は鳴いた方が有利と言える牌が出たとしても鳴くという発想自体思い浮かびません。しかし、鳴くという発想だけが身に付いた段階だと、新しい技術を試してみたいという思いから鳴き過ぎに陥るのもよくあることです。アガリ、テンパイを目指すことを本線としない仕掛けについては、使用すべき頻度も少なければ、仕掛けのメリットもそれほど大きくないことは自覚しておきましょう。
 むしろ結果に影響しやすいのは、アガリを目指すうえで打点との兼ね合いが問題になるケース。「実は鳴いた方がよい」と言える牌を探すことよりは、89ページの手牌でなるべく鳴かない(本書の通り分岐点は12巡目というところ、平和がつくので55ページよりスルー寄り)で進めることができる方が重要です。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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