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ネマタの戦術本レビュー第782回「麻雀強者の0秒思考 著:ZERO その10」

ネマタの戦術本レビュー第782回「麻雀強者の0秒思考 著:ZERO その10」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

第1章 思考10

 麻雀は4面子1雀頭の5ブロックを作るゲームです。ですから、思考8手牌Aのように、5ブロックに満たないうちはブロックを作りやすいように安牌を抱えずに進めるのが基本ですが、5ブロックが揃えば、新しくブロックを作るだけの浮き牌より、ブロックを作りにくいけれど持つ価値のある浮き牌を優先して残すようにします。満貫未満までは1翻で打点が倍になる現行ルールでは、仕掛けて満貫、「シカマン」が最も効率のよいアガリになります。

 思考4では役牌を切るケースを取り上げましたが、これらはいずれもブロックが足りていないケースでした。「とりあえず浮いた字牌から切る」という考えが先行すると、思考10の手牌AやBでも字牌から切りがちです。「5ブロックが足りているかどうか」を意識することの重要性がよく分かります。
 安牌と、安牌ではない手変わり牌のどちらを残すかも迷う問題ですが、私は以下のように場合分けして判断しています。

・ 手変わりすればリーチが入っても押し返しやすい手牌

巡目によらず手変わり牌を優先します。

・ 手変わりしてもリーチが入ると降りることが多く、安牌を抱えてもテンパイしやすい手牌

安牌を優先します。手牌Cがこのケースに該当します。

・ 手変わりしてもリーチが入ると降りることが多いが、安牌を抱えるとテンパイしにくい手牌

手牌Dがこのケースに該当します。中盤以降で、他に安牌が少ないケースは安牌を優先しますが、そうでない場合は手変わり牌を残します。

・ 手変わりせずともリーチが入っても押し返しやすい手牌

基本は安牌を優先しますが、序盤は安牌を抱えないことで待ちを絞らせにくくするという効果を期待して手変わり牌を残す場合もあります。

麻雀強者の0秒思考

あっと驚く麻雀の名手が0秒で打てるようになる本です。

麻雀強者は0秒で決断します。それはトッププロしかり、最強の漫画キャラクターむこうぶちの傀しかり。
ではなぜ彼らは決断が早く迷いが無いのでしょうか?
それは多くの法則を頭で記憶しているからです。
このパターンならここを見る、というルーチンが完成されているので迷わないし、たとえ裏目になっても心がゆれません。
本書を読めば、一般の人が知らないような麻雀戦術が「0秒法則」として一目で覚えられるようになってます。さらに解説を読めば、むこうぶちの漫画シーンを使ったジョークを読みながらもより深く麻雀が学べます。
またゼロ氏のギリギリ人生を明かしたアウトローコラムは、ぐいぐいと引き込まれ次が読みたくなるハラハラドキドキの展開。こんな人生ならそれは戦術も面白くなりますねという納得と感動。

一冊に「娯楽と学習」がギュギュッとつまった完全無双の麻雀教材! 御無礼!

 
著:ZERO イラスト:天獅子 悦也 
単行本:1,620円

 
 

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この記事のライター

ネマタ
現役の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。1984年佐賀県生まれ。東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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