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ネマタの戦術本レビュー第918回「『初代Mリーガー松本のベストバランス麻雀』著:松本吉弘 その21」

ネマタの戦術本レビュー第918回「『初代Mリーガー松本のベストバランス麻雀』著:松本吉弘 その21」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

第二章

21

親に満貫を振ると24000点差が縮まりますが、跳満をツモられた場合も同じく24000点差が縮まります。赤有りルールで親の跳満ツモは日常茶飯事なので、誰かの親番が残っていれば、トップ安泰と呼べる点数状況にはなかなかならないもの。本書の通り、「決められる時には積極的に決めにいく」ことが必要になります。

 

18「状況に応じた押し引き」の内容ともかぶるのですが、これが同じトップ目であっても、放銃で3着、ラス落ちがあるとなれば、アガらなければ大抵トップを逆転されてしまう点差としても降り有利になることが増えます。単純な持ち点の大小だけでもなく、リーチ者との点差だけでもなく、全員の点数状況を踏まえたうえでの判断であることに注意しましょう。

 

相手にアガられた時にも+2000点の差がつくということを踏まえると、供託が2本ある場合のアガリの価値は+2000点より高まっていると考えてもよいかもしれません。120ページのように、元々役牌を鳴かなければアガリ自体が難しい手牌で積極的に鳴くのはもちろん、「アガリやすくはなっているが、メンゼンを崩す程ではないシャンテン変わらずの鳴き」についても考慮に入れるようにしておきます。

 

麻雀に限らず、知識としては当たり前でも、確認を怠ったために見落としからミスをしてしまうことは多々あります。昨今の戦術本を読んだことが無いという人であればともかく、当記事を目に通される程度には戦術本に興味を持たれている方であれば、ミスの原因は知識不足より認識不足にあります。本書で示されている通り、当たり前のことであっても、一つ一つ確認しておくことを意識付けておきましょう。

初代Mリーガー松本のベストバランス麻雀

新鋭Mリーガーによる待望の戦術書!

現在麻雀界はMリーグの開幕で活況を呈しています。トッププレイヤーによる真剣勝負をリアルタイムで観戦できるのは麻雀ファンとしても興味の尽きないところです。 そんなMリーグに最年少で参加しているのが日本プロ麻雀協会所属の松本吉弘プロ。第9回 TwinCup優勝、第25期 發王戦優勝などの勢いを買われ、サイバーエージェントがオーナーを務める「渋谷ABEMAS」に大抜擢されました。 元高校球児で強面。その容貌から「卓上のヒットマン」の愛称でファンに知られている松本プロですが、麻雀の腕も一級品。 その場の状況に応じて様々なスタイルを使い分ける「ベストバランス麻雀」を身上としてMリーグでも活躍しています。 本書は手順、読み、大局観、ゲーム回し、押し引きといった麻雀で勝つための重要事項をテーマに、松本プロが自身の戦術を初披露した、ファン注目の一冊です。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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