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ネマタの戦術本レビュー第919回「『初代Mリーガー松本のベストバランス麻雀』著:松本吉弘 その22」

ネマタの戦術本レビュー第919回「『初代Mリーガー松本のベストバランス麻雀』著:松本吉弘 その22」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

第二章

22

押し引きの話が続きましたが、麻雀で勝てない人は、押し引き判断が間違っているというよりは、単にベタオリが不得手であることが多いものです。現物が切れるのにそれを切らずに振り込んでしまうようなミスを少しでも減らすべく、まずは降りる時に徹底して降りることができるようになりましょう。それを踏まえたうえで、余裕があれば本書で示されているような技術にも目を向けるようにします。

 

牌のつながりを大事にするのは一発、ハイテイ消しのためでもありますが、降りているとしてもテンパイ料の可能性を少しでも残すためでもあります。123ページで取り上げられている、「降りるにしても1ブロック丸々通りやすい牌から切る」と合わせることで、基本は降りる手であっても押し返せる手になる可能性が残ります。

 

麻雀で勝つうえで、ベタオリが正しく出来ることは極めて重要な技術ですが、勝っている人ほど、単にベタオリしているだけの局面の割合が少ないというのも事実です。降りるべき時に徹底して降りることができるようになったら、今度はいかにベタオリせずに済むように打つかに目を向けてみることをお勧めします。ほとんどの麻雀打ちにとって、降りるよりは攻める方が楽しいものですが、降りている中でも選択の余地が色々あることに気付けるようになると、降りることにも楽しみを見出せるようになります。楽しみながら強くなる。座学も実戦もそのようなスタンスで臨みたいものです。

初代Mリーガー松本のベストバランス麻雀

新鋭Mリーガーによる待望の戦術書!

現在麻雀界はMリーグの開幕で活況を呈しています。トッププレイヤーによる真剣勝負をリアルタイムで観戦できるのは麻雀ファンとしても興味の尽きないところです。 そんなMリーグに最年少で参加しているのが日本プロ麻雀協会所属の松本吉弘プロ。第9回 TwinCup優勝、第25期 發王戦優勝などの勢いを買われ、サイバーエージェントがオーナーを務める「渋谷ABEMAS」に大抜擢されました。 元高校球児で強面。その容貌から「卓上のヒットマン」の愛称でファンに知られている松本プロですが、麻雀の腕も一級品。 その場の状況に応じて様々なスタイルを使い分ける「ベストバランス麻雀」を身上としてMリーグでも活躍しています。 本書は手順、読み、大局観、ゲーム回し、押し引きといった麻雀で勝つための重要事項をテーマに、松本プロが自身の戦術を初披露した、ファン注目の一冊です。

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この記事のライター

ネマタ
現役の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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