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ネマタの戦術本レビュー第1093回「『麻雀技術の教科書』編 その25 著:井出洋介・小林剛」

ネマタの戦術本レビュー第1093回「『麻雀技術の教科書』編 その25 著:井出洋介・小林剛」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるものを取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

第4章 役作りの考え方

case45 チャンタを狙う目安は?

チャンタを狙うかどうかも、メンツが完成した1手先の形を考えると分かりやすいです。牌姿1はツモっても、ドラ受けのリャンメンを残すのですからチャンタ(純チャン)にはしません。ドラが無い手で打点を重視する局面なら落としも面白いところ。受けがなくなる代わりに、純チャンだけでなく123三色への変化も残せます。

牌姿2は受けが嬉しくないと考えても間違いではないですが、それよりは受けがより嬉しいと考えた方が正確です。牌姿3、4はそれぞれチャンタのメンツ候補が揃っている形ですが、牌姿4はチャンタにならない受けが多く、チャンタにならないメンツができた場合はリャンメン残し有利。メンツ手、チートイツ共に3シャンテンなのでトイツを崩すのもロスが大きいのでチャンタを見切って打となります。

case46 ホンイツを狙う目安は?

チャンタは鳴くと1翻ですが、ホンイツは鳴いても2翻。しかもメンツ候補が揃えばどこからメンツが出来ても手役がつきます。よってチャンタの時にはあまり見られない。ブロックが揃ってないところから他色のターツを落としてまで狙う選択も有力になります。

牌姿1から打としても、ピンズでもう1ブロックできればホンイツのメンツ候補ができるのでマンズリャンメンを落としていくことになります。先にマンズを落としていれば、途中でが重なれば鳴いても満貫に届く強い受けが残るのですから、この段階でマンズを落としていくのが有力になります。をツモることより、ピンズか字牌を引く可能性が高いと考えればロスも気になりません。 

牌姿2は浮き牌同士の比較。リャンメンができるより字牌が重なる方が手牌の価値がはっきり高くなるのですから、打とします。は一応456三色があるので残しますが、1メンツも無いこの手からなら456三色よりホンイツになることの方がずっと多く、打点も高くなりやすいのでソーズか字牌を引けばも落としていくことになります。

牌姿3は確かに鳴いてもホンイツのみでは安いですが、メンゼンで他色のメンツを作っても悪形安手になりやすい形。現状は鳴かないとしても、マンズか字牌を引くようなら打でホンイツ本線。ただし雀頭の一通変化もあるので、ピンズリャンカンを切り飛ばしてまでホンイツに決めるかは手牌次第になることが多いです。ホンイツ本線であっても、他色の牌の切り順も一応押さえておきましょう。

case47  チンイツを狙う目安は?

牌姿1ならトイツからメンツを完成させるポンだけでなく、くっつきでチンイツのブロックが足りるように他のソーズが上家から出た場合もチーしてチンイツにいくのが有力ではないでしょうか。本書はに言及されてませんがこれも鳴いた方がよいでしょう。

これがトイツが客風トイツなら鳴いても2000点止まり、メンゼンでもリーチなら一発裏次第でそれ以上の点数になりますし、リャンメンを落としたうえに2シャンテン戻しとなれば仕掛けがきくといってもアガリやすくはならない。よってスルーします。鳴いても5翻というチンイツの高打点あっての仕掛けと言えます。

牌姿2ははもちろん、他のピンズを鳴くことも考慮に入りますが何なら鳴くのは難しいところ。5ブロック揃ううえに仕掛けやすいところが残るでチー)はむしろより鳴きたいですね。他のピンズをどうするかは意見が分かれそうなところですが、個人的にも今後の研究課題としたいです。

麻雀技術の教科書

読めば勝率が上がる! すべての雀士必携! 新しい麻雀戦術書!

麻雀の打ち方は人それぞれです。
本書の著者の二人を比べてみても、井出プロは手役重視、
小林プロはスピード重視と、スタイルがかなり違います。

打ち方が正反対の二人に共通する考え方があれば、
それは、現代麻雀のセオリーといえるのではないか。
この問いから、本書は生まれました。

「アガリ方の基本を1冊に」
「複雑な牌姿でも、迷わず打てるように」
というのが基本方針ですが、
ルールを覚えたばかりの人でも読めるように
丁寧に解説することを心がけました。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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