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第217回 ネマタの麻雀徒然草

第217回 ネマタの麻雀徒然草

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ネマタの麻雀徒然草とは
  • 『ネマタの麻雀徒然草』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる「麻雀に関する話題を徒然なるままに書き連ねていく」コラムです。
  • 第1回はコチラ

2014年 『勝つための現代麻雀技術論』『もっと勝つための現代麻雀技術論実戦編』出版。当時のエピソードについては、第54回以降の記事を御参照下さい。

twitterのフォロワーも急増し、ネット麻雀界では有名になりましたが、「麻雀一番街」「天鳳SNS」の閉鎖もあり、昔からの麻雀仲間とは疎遠になることが増えました。正直な話、本の出版と引き換えに、昔の麻雀コミュニティを取り戻せるなら迷わずそちらを選びたいと今でも思ってます。

2015年 『天鳳公式完全攻略読本』出版。当時のエピソードは第59回以降を御参照下さい。「麻雀ウォッチ」での活動もこの時始まりました。失礼ながら、『天鳳本』のイベントまで全く存じ上げておらず、イベント参加で上京することが無ければ、もうやることはやったからとそのままフェードアウトしていたかもしれません。

2016年 昔の仲間とは疎遠になりましたが、私の預かり知らぬところで、様々な方からの支えを受けていたことを知らされる年でもありました。特に印象的だったのは、『現麻本実戦編』の中で出てくる、「雀key会」の名前の由来であるゲームブランドのライターの方から、「本を読んでいたら自分のところの名前が出て来て驚いた」というメッセージをいただいたとこと。大ファンだった作家さんから直接お話を受けることなどあるはずないと、当初は偽者に違いないと思い込んでいたのですが、その後御本人がニコ生で麻雀配信をやっていると知り、あの時のメッセージが本物であったと気付いたのでした。10年に渡るネットでの麻雀関連の活動について、正直本当にこれでよかったんだろうかと後悔することばかりでしたが、ここに来てようやく、これはこれでよかったのだと思えるようになりました。

2017年 一段落したので「天鳳日記」という形で天鳳を再開しますが、実戦よりは解説の方が楽しく、解説するなら言い訳できないミスを多発する自分よりトッププレイヤーの打ち筋の方が読者の為にもなるということで「天鳳名人戦牌譜検討」を開始。検討している中で彼我の差を見せ付けられ、ますます実戦へのモチベーションを下げることになりました(笑)

2018年 趣味が仕事になるとつまらなくなると言われることもありますが、私もこの頃はそういう状況に陥っていました。ブームだったこともあり将棋界の話題ばかり追いかけ、気付けば麻雀はPC環境が無かった2009年当初くらい打ってない状態でした。

しかし諸事情あって、福岡で再び麻雀関係で集まることが増え、昔の麻雀仲間が戻ってきてくれたのもあり、麻雀への興味を少しずつ取り戻していきました。

2019年 ここ数年で麻雀戦術書はかなり充実するようになったので、戦術関連以外の麻雀に関する話を書きたいということで「麻雀徒然草」を開始しました。

記事の毎日更新を目標としていましたが、2月の緊急入院で更新がストップ。しかしこの出来事から再び、「麻雀が打ちたい」と思うようになりました。倒れた原因は結局病院でも分からなかったのですが、何となく、麻雀をずっと打っていなかったから、体調がおかしくなっていることに直前まで気付けなかったからのような気がしたためです。

しかし今更天鳳に戻るのもと思っていたところに雀魂がリリースされたのでそちらに移ることにしました。コミュニティにも所属するようになり、以前もこうやって麻雀を楽しんでいたなと昔を懐かしむようになりました。

改めて10年を振り返ってみると、「麻雀そのものを止めたい」と思ったことは一度もありませんでしたが、「麻雀界から距離を置こう」と考えたことは一度や二度ではありませんでした。しかしいざそう思うようになると、何故かどこからか私を引き止めようとする力が働いて私をここに留めさせてきました。何とも不思議なものですが、それだけ麻雀界が広い世界であり、私の鈍い足では逃げたつもりでもまだ麻雀界の手の中ということかもしれません。麻雀打ちはダメ人間と揶揄されることもありますが、それなら麻雀にも対して打ち込んだこなかった私はダメ人間にすらなれなかった人間。せめてダメ人間でありたいと、心を新たにするのでありました。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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