2019年5月27日、Mリーグ機構より来季の新しいレギュレーションが発表された。
▼「Mリーグ」2019は契約選手数最大4名、男女混成チーム構成を義務化!
Twitterなどでは指名選手の予想が盛り上がっている中、昨シーズンのチャンピオンである赤坂ドリブンズの監督、越山剛氏に話を伺った。
男女混合をドリブンズはどう捉える?
Mリーグのレギュレーションが変更になり、各チーム男女混合チームであることが定められた。様々な意見の飛び交う中で、このことをどのように受け止めたのか?
越山「Mリーグは麻雀という競技の可能性を世の中に提示していく立場にあると考えていますので、新たにこういった規定が設けられることは大変良いことだと思います。もっと麻雀を、もっと M リーグを、より多くの方に楽しんで頂くための可能性の追求という意味では、もしかすると例えば 55 歳以上の選手が各チームに 1 人いるべき、といった改定も今後生まれてくるかもしれないですね。」
ドリブンズのこれまでのスタンスからすると、新しいレギュレーションに対して対応が難しくなるのでは、と予想する向きもあるが、意外な返答である。
越山「我々には決められたルールの中で戦うというベースの考えがあります。Mリーグは選手個々の麻雀の技量を争う場だけではなく、チームスポーツとしてそのマネジメントも含めた競争フィールドだと思っているので、見所は大いに増すと思います。」
Mリーグ育成枠という考え方
早速ファンの間では一体どの選手を指名するのかという話題が盛り上がっている。指名する選手のめどは立っているのだろうか?
越山「そうみたいですね。他チームの指名予想もいろいろと上がっていますので参考にさせていただいています (笑)。ただ、昨日今日で突然リーグから通達があったわけではないので、ある程度の準備は進めてきました。ドリブンズはウェーバー制度で最後の指名順になるので、少なくとも3名の候補選手を選出する予定です。」
どういった選手を候補に挙げているのか、また基準はなんだろうか?
越山「まだ詳細なルールがはっきりしていない部分があるので、色々な方向性で考えています。例えば、選手1人あたりの最低打半荘数が定められるのか。定められるとしたらどれくらいの数になるのか。これによって変わってくると思います。」
この先の細かいルール策定によって指名する選手が変わってくると?
越山「そうですね。以前のインタビューでもお話ししましたが、チーム全員が同時に出場するのではなく、ある選手が出ると別の選手は出場できないというシステム下においては、たろう、村上、園田と同じくらい勝てる可能性がある選手でないと出場させる意味を見出すことが本来難しいです。そして、身内贔屓かもしれないけど、そういった選手を探し出すことは困難ではないかと思うところもあります。
なので、もし最低試合数が定められないなら、新たな指名選手を育成枠として捉えることも視野に入れています。」
Mリーグにおける育成枠とはなんだろうか?
越山「プロ野球やJリーグには2軍やサテライトといった育成のための組織があります。Mリーグはまだそういった仕組みは存在していません。でも、長く続くチームスポーツであるならば、未来のエースを育てることは野球やサッカー同様に必要だと考えます。新たに指名する選手を今年数多く出場させる決まりがないのであれば、レギュレーション上では認められないでしょうが例えば高校生や大学生といった若い有能株を指名し、たろう、村上、園田が徹底的に育てる、という考え方もあるかと思います。これは極端な考え方ですが(笑)」
非常に興味深い、斬新な切り口の取り組みである。
越山「でしょ?(笑)他のスポーツではそういった師弟関係はよくあるし、この3人が育てた選手を見てみたいっていうロマンがあると思いませんか?
実際に会社組織においては、一定の経験を積んだ社員は、自分の成果だけでなく後進の育成も責務として与えられます。個人競技のプロ選手にそれを求める是非はあるのですが、柔軟に考えてみたいな、と。」
確かにスポーツや実社会ではよく見る話だ。
越山「なので、その選手の試合出場においては、勝利以上に経験を積んで将来に繋げるという投資的な意味合いで目標を設定します。仮にその選手が、例えば今年の阪神の近本選手のように、ルーキーでも結果が出ていればシーズンを通して出場し続ければいい。もちろん、麻雀はマインドスポーツなので、フィジカルスポーツのように若ければいいのか、という疑問はあります。ある程度の人生経験を積んでいる方がいいのではないか?と。」
要するにルールによっては現在の実力だけが選考基準ではなくなるということだろうか。
越山「その通りです。実績や実力のある選手を指名することがマストではなくなる、ということです。Twitterなどでは数多くの実力のある選手の名前が取りざたされていますが、ポテンシャル、将来性というベクトルだけで選手を選考する可能性は十分にあります。なので、各団体のかなり若手の選手も候補リストに入っています。」
では、もし最低試合数が定められたとしたらどうなるのか?
越山「その場合も試合数によりますね。例えばそれが 20 試合など、大きな数であれば、今の期待値と未来の期待値をトレードすることは難しい。今、このリーグで勝てる実力と経験があり、かつ、将来さらに成長してチームを支える 1 人になる可能性のある選手を指名することになると思います。」
ズバリ!ドリブンズの指名候補は…
具体的にどの選手を指名しようとしているのか?
越山「え?ここで言うの?(笑)そうですね…。来月末、ドラフトの直前にドリブンズディナーショウを開催するので、そこでドリブンズの選手達も交えてお話ししましょう。別に隠しだてする必要もないですし、プロ野球の場合は指名選手を予め公言することもあるのですから、問題ないでしょう。気になる方は是非、ドリブンズのディナーショウにお越しください(笑)」
越山「ドリブンズディナーショウは6月29日、ハードロックカフェ東京にて開催します。チケットは6月1日よりチケットぴあから購入可能です。詳細は公式ツイッターから随時発信しますので、チェックして下さい!」
インタビューだったはずが、宣伝に利用されてしまった。つくづく抜け目のない赤坂ドリブンズらしいやり口である。
ディナーショウ概要
【日時】
2019年6月29日(土)19:00~
【会場】
ハードロックカフェ東京
東京都港区六本木5-4-20
【出演者】
赤坂ドリブンズ 園田賢 村上淳 鈴木たろう
【ゲスト】
ヴォーカリスト:小林剛(Pirates)
ベーシスト&コーラス:小林未沙
ギタリスト:滝沢和典(風林火山)
MC&カメラマン:松本圭世
※ゲスト情報は5月28日時点
【チケット価格】
Tシャツ付:25,000円
Tシャツ無:17,000円
※サポーター割引あり
ドリブンズサポーター:3000円引
他チームサポーター:2000円引
【購入方法】
チケットぴあの特別サイトにて、クレジットカード決済のみで購入可能
購入はチケットぴあの特別サイトにて、クレジットカード決済のみとなります。https://t.co/IAxQGEuzOm
— 赤坂ドリブンズ (@AkasakaDrivens) 2019年5月27日
※チケットぴあの会員登録(無料)が必要となります。
また、先行販売の定数を超えた申し込みがあった場合、抽選とさせていただきます。
◆ドリブンズサポーター向け先行販売
6月1日(土)昼12:00より4日(火)23:59まで
同行者がドリブンズサポーターの場合のみ1人最大2枚まで購入可能
◆Mリーグサポーター向け先行販売
6月5日(水)昼12:00より9日(日)23:59まで
同行者がMリーグサポーターでない場合も最大2枚まで購入可能
定数を超えた申し込みがあった場合は抽選
◆一般販売
6月13日(木)予定