- 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
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当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるものを取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。
Theme4.
リーチに現物が1枚しかなく、リーチが入ってなければ切る牌が2番目に通りやすいとなると、2番目に通りやすい牌を先に切る手が候補に上がります。仮に現物を抜いても次巡以降安牌が増えなければ2番目に通りやすい牌を切ることになるので、それなら加点の可能性を残した方がマシという考え方です。今回はアガリが厳しくても形テンの可能性があり、2番目に通りやすい牌がと考えればこのケースに当てはまります。
ただし、個人的には同じ局面ならを抜いてしまいそうです。麻雀プロの勉強会であることを踏まえると、こちらがソーズホンイツ傾向で仕掛けていてドラがの終盤で、放銃リスクもあるを切ってリーチ。打点が高く待ちにも自信があるとみるためです。自信がある待ちとなるとこちらが持っていないソーズ待ち以外のケースが若干上がるとも考えられます。はダブルワンチャンスですが、も3枚2枚見えにつき組み合わせは大差無し。三色の高めに振ることもないので、切りの後で安牌が増えなければよりはがよさそうな気もしますね。
Theme5.
ラス前でアガってもトップが遠く、放銃は着順落ちがあるので降り寄りの局面ではあります。しかしドラが使われている可能性がほぼ無い以上、良形テンパイなら押しという原則が覆ることはないでしょう。
ラス前で高い手をアガってもトップが難しい2着目となると、そもそも早い段階でドラを切ってしまった方がよかったように思います。河でかぶったメンツを残せていればアガれています。判断が難しい局面になった場合は、それまでの手順に問題が無かったかを見直す癖もつけておきたいですね。
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