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ネマタの戦術本レビュー第1130回「『夢をかなえる麻雀ノート』編 その2 著:神尾亮 監修:朝倉康心」

ネマタの戦術本レビュー第1130回「『夢をかなえる麻雀ノート』編 その2 著:神尾亮 監修:朝倉康心」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるものを取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

Theme4.

リーチに現物が1枚しかなく、リーチが入ってなければ切る牌が2番目に通りやすいとなると、2番目に通りやすい牌を先に切る手が候補に上がります。仮に現物を抜いても次巡以降安牌が増えなければ2番目に通りやすい牌を切ることになるので、それなら加点の可能性を残した方がマシという考え方です。今回はアガリが厳しくても形テンの可能性があり、2番目に通りやすい牌がと考えればこのケースに当てはまります。

ただし、個人的には同じ局面ならを抜いてしまいそうです。麻雀プロの勉強会であることを踏まえると、こちらがソーズホンイツ傾向で仕掛けていてドラがの終盤で、放銃リスクもあるを切ってリーチ。打点が高く待ちにも自信があるとみるためです。自信がある待ちとなるとこちらが持っていないソーズ待ち以外のケースが若干上がるとも考えられます。はダブルワンチャンスですが、3枚2枚見えにつき組み合わせは大差無し。三色の高めに振ることもないので、切りの後で安牌が増えなければよりはがよさそうな気もしますね。

Theme5.

ラス前でアガってもトップが遠く、放銃は着順落ちがあるので降り寄りの局面ではあります。しかしドラが使われている可能性がほぼ無い以上、良形テンパイなら押しという原則が覆ることはないでしょう。

ラス前で高い手をアガってもトップが難しい2着目となると、そもそも早い段階でドラを切ってしまった方がよかったように思います。河でかぶったメンツを残せていればアガれています。判断が難しい局面になった場合は、それまでの手順に問題が無かったかを見直す癖もつけておきたいですね。

夢をかなえる麻雀ノート

全部で87原則!これをおさえれば麻雀で強くなりたいあなたの夢もかなうかも!?

勝ちきれずにいたプロ雀士が、強くなるために、失敗や成功をすべてつづった麻雀ノート。
誰にも見せるつもりがなかったが、トッププロの濃密な教えを肉付けして大公開。
全ページフルカラーで見やすい!

著者の神尾亮がプロ同士で実戦対局。

1局終わるごとに手牌と裏ドラを開け写真撮影。

トッププロ朝倉康心の教えを肉付けしてノート完成!

リーチをするか、鳴くか、押すかオリるかなど、29のテーマで「失敗→検証→必勝三原則」の構造。
面白さと役立ち度満点です!ぜひこれを読んであなたの麻雀の夢をかなえてください。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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