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ラウンド16決着!ニューヒロインたちがセミファイナルへ【シンデレラファイト シーズン2 ROUND16 Day10 担当記者・中島由矩】

ラウンド16決着!ニューヒロインたちがセミファイナルへ【シンデレラファイト シーズン2 ROUND16 Day10 担当記者・中島由矩】

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筆者をこの舞台に連れてきてくれたシンデレラが、いなくなってしまった。この喪失感からは、しばらく立ち直れそうにない。

 

なお、次回のセミファイナルは8月19日(土)に、最後のファイナルは8月26日(土)に、それぞれ放送なので、お間違いのないようお願いします。

 

 

昨年、まだ世の中が「シンデレラファイトってなんだよ?」となっていた頃、Twitterで孤軍奮闘していたのが「らぶたん」こと山本亜衣だった。

 

 

自分が出る放送対局について事前に宣伝することは、みなさんが思っている以上に難しい。心理的なハードルが高い、と言い替えてもいいかもしれない。

 

これが、例えば映画やドラマであれば、一流の脚本を最高の演出家のもとで演じ、いい作品に仕上げる。本であれば、内容は編集者に誤字脱字をチェックしてもらって、手に取ってもらいやすい表紙デザインだったり、著名人に帯を書いてもらったりもできる。

 

 

しかし麻雀は、卓につくまで何が起こるかわからない。役満をアガって一躍ヒロインになる可能性がある替わりに、痛恨の放銃やうっかりチョンボをして心ないヤジが飛んでくることだってある。「私が出るから見てください。」って、おいそれと言えないのだ。

 

 

実際山本は、南3局の先制両面リーチを、

 

 

 

600点差で3着目・ライバルの「こなたそ」彩世来夏に追いかけられると、

 

 

三暗刻がつく高めの[九]で放銃し、リーチ・三暗刻・赤に裏ドラが3枚乗って12300点を献上して敗れ去った。

 

 

彩世もずっと苦しい中、ようやく実った一撃だった。高めの[六][九]でアガれたことも、裏が3枚乗ったことも、言葉にならないほど嬉しかったに違いない。これは見てほしいだろう。

 

 

それにしても山本だ。

 

 

きっとこの観戦記を読んでくれているであろう山本に、伝えたいことが3つある。

 

1つ目は、待ち牌の[二][五]が先にいたこと。しかし、その[二]はトップ目の松田彩花に吸収され、勝負してくれる点棒状況ではなかった。

 

 

2つ目は、捨て牌に[赤⑤][⑥][⑦]と並んでしまったことを、どうか気にしないでほしいということ。確かに、[赤⑤]を手に残して[三][四]とターツを払っていけば、[⑦]を一発でツモって2000/4000になっていた未来はあったようだが、それはさすがに選べない。結果論もいいところだ。

 

3つ目は、筆者をこの舞台に引き上げてくれてありがとうという謝意だ。声優である山本が、文字通り声を枯らして応援してくれたこの大会は、スケールが大きくなり、筆者を含めた多くの麻雀プロの人生を変えた。いや、現在進行形で変えている。

 

♯1では、山本亜衣が脱落。「あやちー」こと松田彩花がトップを獲得し、セミファイナル進出を決めた。

 

 

♯2の「りょかぴ」望月涼香もまた、昨年のシンデレラファイトを彩った1人だった。

 

南4局の点棒状況は下の通り。

 

東家・美咲優菜20500

南家・陽南まこ28700

西家・長谷川栞34400

北家・望月涼香16400

 

 

7巡目、望月はカン[⑥]をツモったが、アガリを宣言しなかった。理由は、500/1000ではラス脱落を回避できないからだ。アガるかアガらないかではなく、どの牌を切ってリーチするかを慎重に考え、望月はフリテンリーチにいった。熟考の末選択した[①][④]は、確かに山にあった。

 

 

しかし、1度アガった形からリーチに行くというのは、明確に1手遅れている上、出アガリができない。トップ目の長谷川栞が間に合わせ、鮮やかにセミファイナル進出を決めた。

 

 

♯1から彩世来夏・廣岡璃奈、♯2から陽南まこ・美咲優菜が集った♯3は、

 

 

南3局に、2着目・彩世がライバル3着目・陽南から8000点(タンヤオ・赤3)をアガって勝負あり。

 

8000点を直撃したということは、16000点差をつけたということであり、また陽南は親番も落ちた上、南4局の手組みが大きく制限された。

 

 

陽南は、この南3局の親番で、最低でも彩世をかわしての2着目、できればターゲットを外れるトップ目まで行きたかったところだが、一歩踏み込んだところを返り討ちに遭ってしまった。

 

セミファイナル進出者は、♯1トップの松田彩花、♯2トップの長谷川栞、♯3トップの廣岡璃奈と同2着の彩世来夏の4名となった。

先週、最高位戦の相川まりえが敗れ、新榮有理が勝ち進んだシーンは記憶に新しい。前回大会唯一の連盟選手だった美咲優菜が敗れ、松田彩花・廣岡璃奈がセミファイナル進出を決めた今回も、それに近い印象だ。また、前回大会唯一のファイナリストである陽南まこが敗れたことにより、いっそうフレッシュなメンバーでのセミファイナルとなる。

 

シンデレラファイト応援団長の山本亜衣をはじめとするお姉さんたちの応援を一身に受けて、新しいシンデレラたちがセミファイナルの舞台で躍動する姿を見ることが、今から楽しみでならない。セミファイナルとファイナルはABEMAでのみ放送されるとのことなので、曜日のことも含めてご注意を。

 

 

なお、スポンサーの麻雀×BarCitrus様では、8月16日(水)から31日(木)までの約2週間、シンデレラファイトに登場した選手たちと直接会えるゲストデーが企画されている。筆者は8月9日(水)に、みあさん、酒寄美咲さんにお会いすることができた。楽しい時間をありがとうございました。

次回Semi Finalは8月19日(土)17時配信開始! ゲストは魚谷侑未

SemiFinalは魚谷侑未がゲスト解説!
SemiFinal出場選手

▼SemiFinalはABEMAにて放送!
放送ページはこちら

※セミファイナルとファイナルはABEMAのみになります。アーカイブはプレミアム会員のみ30日間視聴可能です。Youtube配信はありません。ABEMA放送後、1週間後を目処にYoutubeにアップ予定です。

シーズン2過去対局観戦記

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https://www.cinderella-fight.com/

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