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高宮まり「麻雀は情操教育みたいな感じ」 Mリーガー列伝(22)

高宮まり「麻雀は情操教育みたいな感じ」 Mリーガー列伝(22)

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 オンライン対戦ゲームKONAMI麻雀格闘倶楽部の恒例イベント「投票選抜戦」において、2014年から2020年まで6年連続1位を獲得。高宮まりプロは、メディア対局においても堂々たる打ちっぷりを披露し、多くのファンから支持されている。
 プロ入り直後から10年以上、グラビア界でも活躍し続けているその素顔とは?

「プロって何をするんですか?」

 塾、英会話、スイミング、クラシックバレーと小学校の頃から勉強にスポーツに好奇心旺盛な女の子だった。「親がよく本を買ってくれて、中でも図鑑が大好きで四季折々の花や生物をよく眺めていました。とにかく勉強することは好きでしたね」と高校では脳科学や哲学にも興味を抱いた。

 高校卒業後に上京し、予備校に通うために女子寮に入った。「勉強することよりも、ひとりで食事の用意をしたり、洗濯したりと生活することの大変さを学びました」という中で、かつて漫画「だめんず・うぉ~か~」を読んで興味を抱いたことのある麻雀の存在が身近になった。「ネットで麻雀が出来ると知り、入門書を片手に始めました」とゲームで覚えると「麻雀店で働けば一石二鳥」と考え、初心者OKという麻雀店でアルバイトを始めた。

 その店で麻雀プロの存在を知り「プロって何をするんですか?と聞いてみたら、試合をしたり勉強会をしたりするんだよと教えてもらって、私もやりたいと思ったんです」と、大学進学ではなく、麻雀プロという新たな道を歩み始めた。

「一発、赤、裏ドラの無いルールを打ってみたい」という理由で日本プロ麻雀連盟にプロ入りした©ABEMA

プロとしての立ち居振る舞いを教えてくれた師

 プロ入り当初は「話も上手くない。笑顔になることも得意じゃない」という自覚があり、ゲストに招かれても黙々と真剣に打っているだけだった。

 そんなある日、小島武夫プロ(享年82)と一緒にゲストに行く機会に恵まれた。「小島先生から来てくれた人が楽しんでくれることが一番なんだよと教えてもらえたことは目からウロコでした」とレジェンドプロのファン対応を間近で見て、多くのことを学ばせてもらった。

 プロ入り3年目となった2013年、モンド麻雀プロリーグ女流モンド杯に初出場で初優勝すると、2014年には第8期夕刊フジ杯麻雀女王を獲得。自団体のリーグ戦においても、とんとん拍子で4連続昇級を決める等、順風満帆だった。

 しかしリーグ戦で一旦降級し始めると、思い切った打牌が出来なくなった。「それまでは押せ押せ感覚で捉えていたんですけど、守備を意識しはじめてからはマイナスを抑えなければという発想で打つようになっていました。周りからも昔の方が強かったねなんて言われるのも悔しくて」と3年程、思うような結果を出せず、もがき続けた。

 そこに光明が差したのは2018年、Mリーグドラフト会議でKONAMI麻雀格闘倶楽部から指名され、佐々木寿人プロと前原雄大プロと同じチームになったことだった。

 チーム練習で前原プロから「麻雀を難しく考え過ぎてしまっている」と指摘された。どんな状況においても「きちんと攻めて、きちんとオリる」というシンプルに戦い抜くふたりの先輩を見て「昔に戻るというより、基本に立ち戻ろうという気持ちになれました」と放銃を怖れて戦わずして負けるのではなく、前向きに戦ってこそ、負けを受け入れられることを知った。

 Mリーグ2018レギュラーシーズンを通して、徐々に試合に臨む気持ちの整理ができ、ファイナルステージで勝利を挙げた時に吹っ切れた。そしてMリーグ2019ではチームのポイントゲッターとなった。

好きな言葉は石の上にも3年。「人に流されやすい私に一番足りていない部分です。じっくり考えることも大事かなと」

なんでも相談できる先輩の存在

 グラビアの仕事もこなすようになったのは、毎年発売されている日本プロ麻雀連盟カレンダーがきっかけだった。「それまでの自分では考えていなかったようなお仕事をもらえている感じです。グラビア等をやっていなかったら、普段は見た目もあまり気にしていなかったんで」と当初は戸惑いもあった。

 そんな素顔に気づいてくれた所属団体の先輩である和久津晶プロ(セガサミーフェニックス)には、なんでも相談している。「ファッションに関しては常に和久津さんにアドバイスをもらっています。同じ服でもこうして着た方が格好いい等といったことまで全部教わりました。肌が強かったら日焼けサロンにも一緒に行きたいんですけどね」と頼れる姉御に全幅の信頼を寄せている。

「私のことを応援してくださる方は、気が長くないとできないと思うので、本当に励みになっています」

「麻雀は情操教育みたいな感じ」

 リフレッシュするような趣味がないと思った頃から「自分の中の好きな景色を残しておきたい」とカメラを始めた。「麻雀と自然って、もしかしたらどこかで繋がっているかもしれないという感覚はあります。佐々木さんも奥多摩に行ったら、次の日に試合に勝って、やっぱり奥多摩は良かったなんて言ってましたし(笑)」と時間に余裕があれば、カメラを持って大自然の中に身を置く。

 目下、撮影したい景色は、奄美大島の金作原(きんさくばる)原生林に生息している亜熱帯植物群だ。

 「麻雀を通して、私には出来ていなかった相手の立場になって考えるというのが、少しだけできるようになれた気はしています」と麻雀プロになったことで、以前より人を理解出来るようになれた。「しかも麻雀はドラマ性があるので、私にとっては情操教育みたいな感じですね」とKONAMI麻雀格闘倶楽部の戦う女神はこれからも、素直な心で麻雀と向き合っていく。

高宮まり(たかみや・まり)プロフィール

出身地:茨城県
生年月日:1988年11月8日
血液型:O型
愛称:淑女なベルセルク
DVD:「テンパイ-聴牌-」「高宮まり 女神降臨」「九蓮宝燈」他多数
主な獲得タイトル:第11回女流モンド杯、第1回女流プロ麻雀日本シリーズ、女流雀士プロアマNo.1決定戦てんパイクイーン他多数

高宮まり 年表
主な出来事
1988 0歳 ふたり姉妹の長女として生まれる
2000 12歳

中学時代、漫画「だめんず・うぉ〜か〜」で麻雀の存在を知る

2010 22歳 麻雀店でアルバイトを始める
2011 23歳 日本プロ麻雀連盟27期生としてプロ入り
2013 25歳 第11回女流モンド杯優勝
2014 26歳 第8期夕刊フジ杯争奪麻雀女王を獲得
2016 28歳 第1回女流プロ麻雀日本シリーズ優勝
2018 30歳 KONAMI麻雀格闘倶楽部よりドラフト2位指名を受ける
2019 31歳 地方リーグチャンピオンシップ2019 優勝

 

◎写真:佐田静香(麻雀ウォッチ) 、インタビュー構成:福山純生(雀聖アワー)

 

この記事のライター

福山純生 (雀聖アワー)
雀聖アワー代表。
マージャン普及を目的とした様々な事業を展開。
好きな手役は門前混一色七対子。
雀聖アワーオフィシャルサイト:http://8141.info/jansei/

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