『藤田晋 invitational RTDトーナメント2019』のファイナルの5回戦、6回戦が9月8日(日)に放送された。
対局メンバー
内川幸太郎(日本プロ麻雀連盟)
勝又健志(日本プロ麻雀連盟)
佐々木寿人(日本プロ麻雀連盟)
藤崎智(日本プロ麻雀連盟)





5回戦
ファイナルは6回戦を行い合計ポイント優勝者を決める争いとなる。4回戦を終え、佐々木が大きなリード。藤崎は非常に厳しく、勝又、内川にとっても厳しい残りの2回戦となった。
その5回戦も序盤は佐々木がリードする展開。東1局の親番でアガリを重ね2本場となるがその2本場で内川が佐々木のリーチに追いかけて3000・6000のアガリ。佐々木の連荘を食い止めトップ目に立つ。

しかし東2局、親の藤崎の国士無双が炸裂。勝又からの直撃となった。

大きな箱下のなってしまった勝又は4000オールなどで気を吐くも、オーラスには佐々木がダブルリーチ・ツモ・七対子・赤1の3000・6000のアガリで素点を回復して終了。最終戦を安全圏で迎えることとなった。藤崎は大きなトップ、勝又が4着となったことでトータルの2位から4位の3人がほぼ並びでの最終戦となった。



最終6回戦
現実的には佐々木の優勝がほぼ確定となり残りの3者の2位争いが焦点の最終戦となった。
東1局に勝又が内川から8000をアガりややリード。
東4局に佐々木が本手のリーチを2局連続でかけるも流局の後2本場では勝又のアガリとなり勝又がトップ目で南入する。
南場は佐々木が巧みにアガリをものにしてオーラスを迎えた。トップの勝又は31500点持ち、佐々木は25800点持ち、藤崎は24000点持ち、内川は18700点持ちでのオーラスとなった。
この土壇場の一局で内川にはドラの暗刻、藤崎にはピンズのチンイツとどちらもを着順浮上条件を満たす手が入った。
待ちの藤崎がドラの
を切ると
を暗刻としていた内川が大明槓。ツモれば跳満となり2位まで辿り着く手となったが嶺上牌は無情にも
。藤崎への放銃となり藤崎が2位を勝ち取った。勝又が3位、内川が4位という最終結果となった。


4位の内川は「自分を変えてくれたこの舞台でなんとしてでも優勝したかった。この悔しさを次の舞台で必ずリベンジしたいと思います。」と語った。

3位の勝又は「決勝戦という第一の目標はクリアできた。自分なりに決勝を勝つための準備はできたと思っていたが、今日の負けに関しては十分勝てる手材料はきたものの自分で捉えることが出来ずに負けたので悔しい。まだ自分には伸びしろがあると考えてこれからも前向きに取り組みたい。」と今後の抱負を述べた。

2位の藤崎は「あまり褒められた内容ではないとは思うが、すごい16人が揃って2位になれたことは誇っていいと感じています。今日の寿人は本当に強かったです。」と感想を述べた。

優勝した佐々木は「三度目の正直で非常に心地よい達成感と開放感で嬉しい気持ちです。」と素直に喜びを表現した。「(会心のアガリは?という質問に対して)悩ましいがそれを選べないくらいたくさんアガれたということですね。自分らしい麻雀を打ち続けることが出来たと思います。4回戦の5連続アガリは本当に自分の独壇場となって気持ちよかったですね。1回1回のアガりをしっかり相手に印象づけられたと思います。」と勝因を語った。



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