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ネマタの「まあじゃん」なるゲームを考えてみた その4

ネマタの「まあじゃん」なるゲームを考えてみた その4

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「まあじゃん」とは

「まあじゃん」は麻雀のルールやゲーム性などの問題点を解消するために、私が脳内で考案したゲームです。麻雀の抱える問題点を踏まえたうえでこれからルールを説明していきます。これまでの記事は下記記事をご確認下さい。


牌の組み合わせ

 麻雀のルールは複雑とみなされがちなものが結構ありますが、その多くが「カン」に関わる取り決めです。組み合わせを作って得点を競うゲームは麻雀以外にも色々ありますが、「カン」に相当する選択が存在するものは他にみません。よって「まあじゃん」でも、カンが無くてもゲーム性が損なわれることはないとみて不採用としました。

 他はルール上麻雀と変わりませんが、便宜上、牌の組み合わせを定義する用語を少し変更することにします。

麻雀で搭子(ターツ)と言った場合、リャンメンターツ、カンチャンターツ、ペンチャンターツの3種を指し、トイツ、あるいはリャンカンのような複合形を含みません。

 しかし麻雀の解説をする場合に、「一手で面子が完成する組み合わせの総称」が無いのは不便に感じます。「面子候補」と呼ぶ場合もありますが、こちらは面子そのもの、場合によっては浮き牌も含みますし、「ブロック」と呼ぶ場合は基本的に面子も含みます。

 そこで「まあじゃん」では、一手で面子が完成する組み合わせはトイツやリャンカンであっても、「搭(ター)」と呼ぶことにします。そのうち2枚で構成されているものは「二枚搭」、3枚で構成されているものは「三枚搭」と呼ぶことにします。

 トイツは、頭として使う場合は「雀頭」、2つのトイツが待ちになった場合は「シャンポン」のように呼び方が変わります。一人の女性が子供から見れば母、夫から見れば妻、親から見れば娘であるように、見方が変われば同じものでも名前が変わるのは自然なことですが、馴染みが薄いものに違う名前が付いていると混同されやすいので、まあじゃんでは「頭(トウ)」で統一することにします。

「搭子」を「搭」と呼ぶことにしたので、「面子」「順子」「刻子」もそれぞれ、「面(メン)」「順(ジュン)」「刻(コー)」と呼ぶことにします。

 1手で「搭」、2手で「面」を作る牌を麻雀では「浮き牌」や「孤立牌」と呼ばれますが、1や9の端牌はあまり「浮き牌」とは呼ばれず、3445のような中ぶくれ形の4は孤立していないので、「孤立牌」とは呼ばれません。まあじゃんではこれらの牌の総称を「単(タン)」と呼ぶことにします。

アガリの形

 「4面1頭」か「7頭」がアガリ形になります。まあじゃんにはカンツは有りませんが、同じ牌の4枚使いがあっても「7頭」をアガることができます。

 現在の日本麻雀には1翻縛りがありますが、まあじゃんは役無しでもアガれます。リーチが導入される前に遊ばれていたアルシアール麻雀やWSOM(世界麻雀大会)でも役無しのアガリが認められています。

 初めて麻雀を覚えようとする人にとって、役があるかを確認する必要がある1翻縛りは案外高い壁になります。現在のリーチ麻雀はドラが多く、ドラだけで高打点になるので役無しアガリを認めるとゲームバランスが崩れる恐れがありますが、ドラを用いないのであれば役無しアガリを認めても特に問題ないと判断しました。

次回に続きます

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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