第五節一回戦C卓

▼対局者
私：独歩
Ⓟ木原浩一
Cさん：コーラ下さい
Ⓟ多井隆晴

牌譜はこちら

　をツモっても1000〜2000テンパイより、ホンイツの3900〜8000のくっつき1シャンテンがよいのでホンイツに決めます。

　ドラを止めて一旦打。ドラが重なれば染めなくても満貫あるというのもありますが、まだ2シャンテンの段階で東家の端牌絡みのチーに対してドラを一旦絞ったというのもありそうです。鳴かれたら次の危険牌で降りざるを得なくなるなら、鳴かれると高打点の可能性が高い牌を鳴かせてしまうだけでも損失が大きいです。

　もちろん東家の手はテンパイしてない可能性が高いので、1シャンテンになれば自分の手の都合でドラを切るところです。

　がついて7700和了。切り順的にホンイツ濃厚で、は放銃すれば7700以上と分かる牌なので、東家の1シャンテンの形からは一旦止めて打でしょうか。

　一手変化はツモ程度のリーチドラ1なら基本即リーチですが、序盤につき「テンパイを外してくっつき1シャンテンにとった方が有利」になるような牌を引いてからの二段階変化まで考慮します。ただ『科学する麻雀』で取り上げられていたような大半の中張牌引きでテンパイ外しがはっきり有利になる手と異なり、カンチャンリーチドラ1より明確に有利と言えるのはマンズの一通やドラ絡みの変化くらいとみるので、手変わりを待つのは2巡後程度まででしょうか。

　9巡目にツモでテンパイを外しますがこうなると4巡目のカンリーチドラ1に勝るとは言い難いので、ツモ切りリーチで悪形待ちと読まれやすいことから切りリーチでしょうか。しかしダマにした直後に東家にが切られた手前、なかなかそのままリーチには行きづらいもの。あくまで今の手牌と局面で比較すべきといっても実戦で行うのは難しいです。

　結果的にはツモがきかず、即リーチならツモアガリしていたところがノーテン流局となりました。