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ネマタの戦術本レビュー第497回「新版おしえて!科学する麻雀 著:とつげき東北 編:福地誠 その19」

ネマタの戦術本レビュー第497回「新版おしえて!科学する麻雀 著:とつげき東北 編:福地誠 その19」

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第3章 安目の見逃しはOKか?

 アガリ(和了率100%)とテンパイの比較と考えれば、前回の「良形安手」「悪形高手」と同様に計算で求めることが可能です。見逃してフリテンリーチになる場合の和了率についても、『統計学のマージャン戦術』を御参照下さい。

 手牌Pはが出た同巡に上家からが出たらチーするとありますが、チーして打としても自分の河に切っていないヤオチュウ牌を引かなければ、フリテンを解消したうえで8000点の手にならないのでスルー。これが、

  

のような手牌でが出た同巡にが出たのであれば、本書と同様の理由でポン打とします。

ドラ待ちは正しいか

 枚数が変わらず、ドラ待ちにしてもさほどアガリやすくないのであれば打点的にドラ待ちにするのが多くの場合正着ですし、役無しドラ単騎の手でテンパイした場合はアガリやすい手変わりを待つよりはドラ単騎で即リーチを打ちます。

 ただし本書にも書かれてある通り、ドラ待ちにしなくても満貫クラスの打点が見込める場合、満貫までは届かなくともアガリ率に大差がつく場合はドラ単騎に受けないことも増えます。特に赤ドラが有るルールであればそのような手牌も増えるので、相対的にドラの価値が下がります。

フリテンリーチすべきか

 良形フリテンリーチと悪形リーチでアガリ率にそれほど差がないのですから、アガった時に必ずメンゼンツモの1翻がつく良形フリテンの方が有利になりやすいと言えます。具体的には、『統計学のマージャン戦術』を御参照下さい。

 自分の河に受け入れ牌を切っていたとしても、テンパイ時まで残らなければフリテンではないということも意識しておく必要があります。「フリテンに気付かずアガリ逃し」は初心の頃によくやるミスの一つですが、テンパイ時にフリテンが残る可能性のある牌を引いた場合、フリテンを恐れてツモ切る前に、手牌の中にもっと不要な牌が本当に無いかを一度確認してみることをお勧めします。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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