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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討  第12回

ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討 第12回

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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第八期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第一節四回戦C卓

▼対局者
多井隆晴
タケオしゃん
Ⓟ谷口浩平
独歩

牌譜はこちら

 を残すか、リャンメンに固定してを安牌として抱えるか。安牌を残すかどうかという観点からは、4巡目という序盤なら安牌を残さず受け入れ最大に構えるのが有利と言えます。(『現代麻雀最新セオリー』より)
 ただし、打には安牌残しだけでなく、待ちが残った時に出アガリしやすくする狙いもあります。出やすくするという観点からは、安牌候補が少ない序盤ほど効果的です。個人的にはリャンメン待ちが残るなら出アガリしやすくせずともアガリやすく、ツモった方が高打点になるので打南としますが、出アガリしやすさと安牌残し、両方の要素を考慮したうえでどちらが有利になるのかは気になるところです。
 もしの代わりにならいずれにせよを切るところでしょう。受けだけでなく、ツモとして高め678三色に受けられます。

 結果的にはがかぶってしまいました。もしから打として即がかぶったのであれば、を空切りしてを出やすくさせる手ですが、今回のように一度をツモ切って何巡も経った後を手出しすると、それまでが手の内で残っていたことが不自然なのでかえって待ちが読まれやすくなるためツモ切ります。

 親からリーチが入ったところでこちらもテンパイ。が親の現物ですが、リーチの加点効率がよい良形テンパイなので即リーチしそうです。
 しかし、リーチが入った直後にリーチ宣言牌でテンパイ。ベタオリする際は将来危険になる可能性が高い牌から切るのが基本なので、現物待ちの中でも特に出アガリが期待しやすいケースでもあります。安牌南を切ってテンパイなので他家もこちらのダマをまず警戒してきません。リーチ者以外からの出アガリが期待しづらいと判断した時点でリーチに切り替える手もあるので、このあたりの要素も考慮したうえでどの程度まで即リーチ有利になるのかも気になるところです。

 のワンチャンスで、ツモの567三色変化もあるので打ワンチャンスでなければリャンメン待ち以外には当たりにくいの方が安全なのでどちらを切るのか気になります。

 南家からが出て2000点の和了。リーチしていればおそらくが切られていたのでこの和了はなく、も薄かったので結果的にはダマテンが活きる展開となりました。

この記事のライター

ネマタ
現役の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。1984年佐賀県生まれ。東京大学文学部中退。

サイト:現代麻雀技術論
著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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